前回「第一部」からの続き
マウアー・ファラオとの出会い
ジャブロー脱出時、輸送機にすがりつくジェリドの手をとったのは、
「マウアー・ファラオ」というティターンズの女性MSパイロットだった。
本項では、このマウアーという女性について触れておきたい。

マウアー・ファラオ。年齢は17歳か21歳(設定があやふや)。
階級は少尉で、ジェリドより年下であり下僚でもある。
冷静沈着で物腰も上品。
ライラ・ミラ・ライラとはまた違ったタイプの女性である。

士官としての器量もそれなりにあるようで、戦場での指揮もなかなか様になっている。
ここまでジェリドが指揮をとる描写がないだけに、上官のジェリドよりも有能に見えてしまう。
(ゲーム『ギレンの野望』では、ジェリドと同等の指揮能力を持つ)
ジャブローでジェリドを助けた彼女は、以後、プライベートでも戦場でも
ジェリドのよきパートナーとして活躍することになる。

↑全体的にドロドロしている『Zガンダム』の恋愛模様の中で、この二人の関係はとてもバランスがよいと思う。
カミーユ×フォウみたいに不安定じゃないし、シロッコ×色んな女のように黒過ぎないし、
シャア×ハマーンみたいに殺しあわないし。
年上で上官であるはずのジェリドをマウアーが姉御肌で包んでいる感じもまた素敵だ。
でも、【劇場版ZガンダムⅡ 恋人たち】の予告で、作中の色々な恋愛場面が流れたのに
この二人だけ予告に登場しなかったのは何故??? 一番恋人同士っぽいのに・・・。
ジェリド、汚名返上
ジェリドの話に戻る。
ジャブローより奇跡の帰還を果たしたジェリドに、ティターンズの新型モビルスーツが与えられる。
RX-110「ガブスレイ」。ティターンズが開発した可変モビルスーツである。


自信満々のジェリド。カミーユに雪辱戦を挑む!


ところが、さすがはヘタレのジェリド中尉。
宿敵の声を聞いただけで少々ビビリ気味。

しかし、今回の彼は違う。
なんといっても、後ろにマウアーがいるのだ。
彼女の存在を実感し、気合の入るジェリド。
惚れた女の前でヘタれた姿は見せられない!

カミーユの駆るガンダムMk-Ⅱを見事羽交い絞め。
ジェリド、にわかに気分が盛り上がる。

しかし、マウアーからまさかの「なに遊んでんだ」発言。
たしかに、背後に回ったならさっさとキャノンで撃墜しておいた方がよかったかもしれない。
調子こいて拘束しようと欲をかくと、痛いしっぺ返しが来る予感・・・

案の定、エゥーゴの新型から狙撃を受けるジェリド。
しかも、なんとこのエゥーゴの新型は、新たなガンダムタイプMS「Zガンダム」であった。
あと一歩のところでカミーユを仕留められず、しかも新型ガンダムまで与えてしまったジェリド。
しかし、何度も辛酸を舐めさせられてきたガンダムMk-Ⅱを中破させることができたのは大きな進歩である。
なんとか汚名返上。ひとまずは良しなければ。
あらたなる敵「Zガンダム」。そして・・・
なんとか先の作戦を生き延びたジェリド。
戦艦・アレクサンドリアの艦長も、ダメ艦長から新艦長へ変わり(ジャマイカン→ガディ)、心機一転。

↑コンビがすっかり板についてきた二人。一歩後ろに控えるマウアーが二人の関係性を象徴しているようだ。
そして、ジェリドは再び宿敵と相まみえる。


しかし、宿敵は新たな力「Zガンダム」を得て強くなりすぎていた。
カミーユとZの圧倒的な力がジェリドを襲う!

そこへ、後ろに控えていたマウアーが・・・


ガンダム名物・「男をかばって攻撃を受ける女」がここで嫌な感じに発動する!
Zガンダムの攻撃を、自らのモビルスーツを盾にすることで防ぐマウアー。
素敵すぎた年下の姉さん女房「マウアー・ファラオ」、ここに散る・・・

ジェリド、怒りのスーパーモードを発動するも、

あっさり返り討ち。現実は甘くなかった・・・。

思わず出てしまった一言なのだろうが、この一言に男・ジェリドの悲哀のすべてが込められている。
順調に進んでいたはずの自分の人生に突然立ちふさがったカミーユという壁。
それを越えようと、あらゆる人に助けられ、自身も努力を重ねたつもりだった。
ところが、カミーユというニュータイプの少年はそれをあざ笑うように
ジェリドからすべてを奪ってゆく。
一転、二番底に叩き落とされたジェリド。
彼の人生の歯車はまだ狂ったままだった・・・。(第三部へ続く)
にほんブログ村
アクセスランキングに参加してます。よかったらクリックお願いします。

ジャブロー脱出時、輸送機にすがりつくジェリドの手をとったのは、
「マウアー・ファラオ」というティターンズの女性MSパイロットだった。
本項では、このマウアーという女性について触れておきたい。

マウアー・ファラオ。年齢は17歳か21歳(設定があやふや)。
階級は少尉で、ジェリドより年下であり下僚でもある。
冷静沈着で物腰も上品。
ライラ・ミラ・ライラとはまた違ったタイプの女性である。

士官としての器量もそれなりにあるようで、戦場での指揮もなかなか様になっている。
ここまでジェリドが指揮をとる描写がないだけに、上官のジェリドよりも有能に見えてしまう。
(ゲーム『ギレンの野望』では、ジェリドと同等の指揮能力を持つ)
ジャブローでジェリドを助けた彼女は、以後、プライベートでも戦場でも
ジェリドのよきパートナーとして活躍することになる。

↑全体的にドロドロしている『Zガンダム』の恋愛模様の中で、この二人の関係はとてもバランスがよいと思う。
カミーユ×フォウみたいに不安定じゃないし、シロッコ×色んな女のように黒過ぎないし、
シャア×ハマーンみたいに殺しあわないし。
年上で上官であるはずのジェリドをマウアーが姉御肌で包んでいる感じもまた素敵だ。
でも、【劇場版ZガンダムⅡ 恋人たち】の予告で、作中の色々な恋愛場面が流れたのに
この二人だけ予告に登場しなかったのは何故??? 一番恋人同士っぽいのに・・・。

ジェリドの話に戻る。
ジャブローより奇跡の帰還を果たしたジェリドに、ティターンズの新型モビルスーツが与えられる。
RX-110「ガブスレイ」。ティターンズが開発した可変モビルスーツである。


自信満々のジェリド。カミーユに雪辱戦を挑む!


ところが、さすがはヘタレのジェリド中尉。
宿敵の声を聞いただけで少々ビビリ気味。

しかし、今回の彼は違う。
なんといっても、後ろにマウアーがいるのだ。
彼女の存在を実感し、気合の入るジェリド。
惚れた女の前でヘタれた姿は見せられない!

カミーユの駆るガンダムMk-Ⅱを見事羽交い絞め。
ジェリド、にわかに気分が盛り上がる。

しかし、マウアーからまさかの「なに遊んでんだ」発言。
たしかに、背後に回ったならさっさとキャノンで撃墜しておいた方がよかったかもしれない。
調子こいて拘束しようと欲をかくと、痛いしっぺ返しが来る予感・・・

案の定、エゥーゴの新型から狙撃を受けるジェリド。
しかも、なんとこのエゥーゴの新型は、新たなガンダムタイプMS「Zガンダム」であった。
あと一歩のところでカミーユを仕留められず、しかも新型ガンダムまで与えてしまったジェリド。
しかし、何度も辛酸を舐めさせられてきたガンダムMk-Ⅱを中破させることができたのは大きな進歩である。
なんとか汚名返上。ひとまずは良しなければ。

なんとか先の作戦を生き延びたジェリド。
戦艦・アレクサンドリアの艦長も、ダメ艦長から新艦長へ変わり(ジャマイカン→ガディ)、心機一転。

↑コンビがすっかり板についてきた二人。一歩後ろに控えるマウアーが二人の関係性を象徴しているようだ。
そして、ジェリドは再び宿敵と相まみえる。


しかし、宿敵は新たな力「Zガンダム」を得て強くなりすぎていた。
カミーユとZの圧倒的な力がジェリドを襲う!

そこへ、後ろに控えていたマウアーが・・・


ガンダム名物・「男をかばって攻撃を受ける女」がここで嫌な感じに発動する!
Zガンダムの攻撃を、自らのモビルスーツを盾にすることで防ぐマウアー。
素敵すぎた年下の姉さん女房「マウアー・ファラオ」、ここに散る・・・

ジェリド、怒りのスーパーモードを発動するも、

あっさり返り討ち。現実は甘くなかった・・・。

思わず出てしまった一言なのだろうが、この一言に男・ジェリドの悲哀のすべてが込められている。
順調に進んでいたはずの自分の人生に突然立ちふさがったカミーユという壁。
それを越えようと、あらゆる人に助けられ、自身も努力を重ねたつもりだった。
ところが、カミーユというニュータイプの少年はそれをあざ笑うように
ジェリドからすべてを奪ってゆく。
一転、二番底に叩き落とされたジェリド。
彼の人生の歯車はまだ狂ったままだった・・・。(第三部へ続く)

アクセスランキングに参加してます。よかったらクリックお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます