今回は、【劇場版Zガンダム】に登場するジェリド・メサ中尉にスポットを当てて、
彼の物語を追ってみる。
その前に、【Zガンダム】基本情報(Wikiより)
宇宙世紀0087。一年戦争終結から7年後の世界が舞台である。
ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍はやがて軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目に、
スペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」を創設。
急速に勢力を拡大したティターンズに反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は、
反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成する。
こうした「エゥーゴ」VS「ティターンズ」という組織的対立が、
【Zガンダム】の物語の基本構造となる。
さらに、ジェリド・メサ中尉 基本情報(wikiより)
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ティターンズ所属のエリートパイロット。地球圏生まれの24歳。
ティターンズ指名後、半年間の訓練の結果、ガンダムMk-Ⅱのパイロット候補に抜擢される。
では、【劇場版Zガンダム】の物語に沿って、彼の物語を追ってみようと思う。
「宿敵」との出会い
ガンダムMk-Ⅱのテストのため、グリーン・ノア1というスペースコロニーを訪れたジェリド。
彼は、その宇宙港で「カミーユ」という少年を見かける。
ティターンズのエリートパイロットという優越と傲慢の中にあったジェリドは、
軽い気持ちでカミーユという名前を、「女みたいだ」とイジってしまう。
この一言が、彼の人生の最大の失言となってしまった。
おそらく、彼のこの一言が無ければ、後のティターンズの歴史はもう少し違ったものと
なっていたに違いない。
なんと、名前をイジった相手の少年は恐ろしく沸点の低い性格で、
ジェリドは問答無用でいきなり殴りつけられてしまう。
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↑これ以降、ジェリドの「殴られキャラ」は完全に定着し、職人芸と言っていいほどの域となる。
しかし、カミーユ少年の恐ろしさはほんの序章にすぎなかった。
なんと、彼はジェリドの搭乗していたガンダムMk-Ⅱをあっさり奪い、
しかもティターンズの最大の敵である「エゥーゴ」に持っていってしまったのである。
彼の慢心は、ティターンズという組織に一抹の影を落とす結果となってしまった。
カミーユとの確執
そんなカミーユとの確執をさらに決定的にしてしまう事件が起こる。
カミーユの母親は、ガンダムMk-Ⅱの製作に関わった技術士官であったが、
その母親が、息子がエゥーゴに走ったということで、エゥーゴに対する人質として
カプセルに閉じ込められて、宇宙空間に放たれた。
ジェリドは、カミーユの母親が入ったカプセルを爆弾だと教えられ、作戦に参加していた。
「エゥーゴ側がおかしなマネをしたら、カプセルを撃て」と。
そして、カプセルを爆弾と勘違いしたままのジェリドは悲劇のひきがねを引く。
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↑関係ないが、この時のジェリドはどことなく「美味しんぼ」の山岡さんに見える。声同じだし。
人生の「壁」を認識
謀らずもカミーユの母親を殺してしまったジェリド。
それ以来、ティターンズ内部でなんとなく浮いてしまってるような気がする。。
自身のエリート街道に、暗雲が立ち込めてきているのをジェリドは感じていた。
そんな折、地球連邦軍の女性パイロット「ライラ・ミラ・ライラ」大尉と出会う。
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↑鬱屈していたジェリドはライラの人を小馬鹿にした態度にムカつき、つっかかるも逆にボコられる始末。
これまでの人生で壁というものを感じたことのなかったジェリドだが、
ライラとの出会いでようやく「壁」=「カミーユ」を認識することができた。
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↑それにしても、ライラのジェリドに対する見下し方は半端ない。ドSなだけかもしれないが。
戦友たちの死。そして・・・
エゥーゴのジャブロー降下作戦を掴んだティターンズは、エゥーゴの大気圏突入にあわせて
戦闘をしかける。
その中に、ジェリド、ライラの姿がった。
だが、ライラはカミーユの駆るガンダムMk-Ⅱとの交戦で命を落としてしまう。
ジェリドはライラの死に気付かずに大気圏突入を開始する。
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エースパイロット「ライラ・ミラ・ライラ」の戦死。
最期の言葉は、「ジェリド あんたには無理だ」 …って、どんだけ認められてないんだジェリド。
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で、宿敵カミーユの成長はすさまじく、もう無双状態。
さらに、もうひとりの戦友「カクリコン」もカミーユに挑むが・・・
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あっけなく撃墜。大気圏の塵と消えた。
ちなみに彼の最期の言葉は「アメリアー!」(地球にいる恋人の名前)でした。
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↑ジェリド、敵は討つ!と意気込むも、やはりライラに依存してしまう甘さが抜けていない。
このとき、ライラは既に戦死している。
大気圏を抜け、戦場はジャブローへと移る。
ジェリドはようやく、戦場にライラのモビルスーツがいないことに気付く。
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少し吹っ切れたジェリドは単機でカミーユに挑み、そこそこいい勝負にまで持っていくが、
所詮、覚醒したニュータイプの敵ではなかった。
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さらに、彼の不幸は続く。
ジャブロー地下の核を起爆させ、基地もろともエゥーゴ軍を壊滅させるという
ティターンズ上層部のいかれた作戦により、巻き添えを食いそうになる。
他人を蹴落としても、脱出用シャトルに乗り込もうとするジェリド。
少したくましさが出てきた。
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そして、ジェリドはここでまた重要な出会いを果たす。
シャトルにしがみつくジェリドの手をとった女性がいた。
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どん底のジェリドの逆襲がはじまる!
>第二部へ続く
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彼の物語を追ってみる。
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宇宙世紀0087。一年戦争終結から7年後の世界が舞台である。
ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍はやがて軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目に、
スペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」を創設。
急速に勢力を拡大したティターンズに反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は、
反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成する。
こうした「エゥーゴ」VS「ティターンズ」という組織的対立が、
【Zガンダム】の物語の基本構造となる。
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ティターンズ所属のエリートパイロット。地球圏生まれの24歳。
ティターンズ指名後、半年間の訓練の結果、ガンダムMk-Ⅱのパイロット候補に抜擢される。
では、【劇場版Zガンダム】の物語に沿って、彼の物語を追ってみようと思う。
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ガンダムMk-Ⅱのテストのため、グリーン・ノア1というスペースコロニーを訪れたジェリド。
彼は、その宇宙港で「カミーユ」という少年を見かける。
ティターンズのエリートパイロットという優越と傲慢の中にあったジェリドは、
軽い気持ちでカミーユという名前を、「女みたいだ」とイジってしまう。
この一言が、彼の人生の最大の失言となってしまった。
おそらく、彼のこの一言が無ければ、後のティターンズの歴史はもう少し違ったものと
なっていたに違いない。
なんと、名前をイジった相手の少年は恐ろしく沸点の低い性格で、
ジェリドは問答無用でいきなり殴りつけられてしまう。
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↑これ以降、ジェリドの「殴られキャラ」は完全に定着し、職人芸と言っていいほどの域となる。
しかし、カミーユ少年の恐ろしさはほんの序章にすぎなかった。
なんと、彼はジェリドの搭乗していたガンダムMk-Ⅱをあっさり奪い、
しかもティターンズの最大の敵である「エゥーゴ」に持っていってしまったのである。
彼の慢心は、ティターンズという組織に一抹の影を落とす結果となってしまった。
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そんなカミーユとの確執をさらに決定的にしてしまう事件が起こる。
カミーユの母親は、ガンダムMk-Ⅱの製作に関わった技術士官であったが、
その母親が、息子がエゥーゴに走ったということで、エゥーゴに対する人質として
カプセルに閉じ込められて、宇宙空間に放たれた。
ジェリドは、カミーユの母親が入ったカプセルを爆弾だと教えられ、作戦に参加していた。
「エゥーゴ側がおかしなマネをしたら、カプセルを撃て」と。
そして、カプセルを爆弾と勘違いしたままのジェリドは悲劇のひきがねを引く。
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↑関係ないが、この時のジェリドはどことなく「美味しんぼ」の山岡さんに見える。声同じだし。
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謀らずもカミーユの母親を殺してしまったジェリド。
それ以来、ティターンズ内部でなんとなく浮いてしまってるような気がする。。
自身のエリート街道に、暗雲が立ち込めてきているのをジェリドは感じていた。
そんな折、地球連邦軍の女性パイロット「ライラ・ミラ・ライラ」大尉と出会う。
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↑鬱屈していたジェリドはライラの人を小馬鹿にした態度にムカつき、つっかかるも逆にボコられる始末。
これまでの人生で壁というものを感じたことのなかったジェリドだが、
ライラとの出会いでようやく「壁」=「カミーユ」を認識することができた。
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↑それにしても、ライラのジェリドに対する見下し方は半端ない。ドSなだけかもしれないが。
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エゥーゴのジャブロー降下作戦を掴んだティターンズは、エゥーゴの大気圏突入にあわせて
戦闘をしかける。
その中に、ジェリド、ライラの姿がった。
だが、ライラはカミーユの駆るガンダムMk-Ⅱとの交戦で命を落としてしまう。
ジェリドはライラの死に気付かずに大気圏突入を開始する。
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エースパイロット「ライラ・ミラ・ライラ」の戦死。
最期の言葉は、「ジェリド あんたには無理だ」 …って、どんだけ認められてないんだジェリド。
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で、宿敵カミーユの成長はすさまじく、もう無双状態。
さらに、もうひとりの戦友「カクリコン」もカミーユに挑むが・・・
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ちなみに彼の最期の言葉は「アメリアー!」(地球にいる恋人の名前)でした。
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↑ジェリド、敵は討つ!と意気込むも、やはりライラに依存してしまう甘さが抜けていない。
このとき、ライラは既に戦死している。
大気圏を抜け、戦場はジャブローへと移る。
ジェリドはようやく、戦場にライラのモビルスーツがいないことに気付く。
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さらに、彼の不幸は続く。
ジャブロー地下の核を起爆させ、基地もろともエゥーゴ軍を壊滅させるという
ティターンズ上層部のいかれた作戦により、巻き添えを食いそうになる。
他人を蹴落としても、脱出用シャトルに乗り込もうとするジェリド。
少したくましさが出てきた。
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そして、ジェリドはここでまた重要な出会いを果たす。
シャトルにしがみつくジェリドの手をとった女性がいた。
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どん底のジェリドの逆襲がはじまる!
>第二部へ続く
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