料理上手な母に手ほどきを受けて、料理はどちらかというと好きな方でした。ただ、時間をかけて作っても食べるのはあっという間。そのうえ片付けだってついて回る。子供が小さい頃は結構苦痛なときも多かった。それがそのまま習慣になって、できることなら手を抜きたい、が染みついてしまっていました。
息子が大きくなるにつれ、学費やその他もろもろお金がかかる。「子供が小さい頃に貯めておきなさい」と言われていたことが、ようやく現実として理解できるようになりました。考えてみれば以前はよく外食していたし、スーパーのおそうざいも時々買っていましたが、ここ最近それもできなくなりました。消費税も上がったことなので、なるべく食費は抑えたいところ。
先週終わった「ごちそうさん」は、主人公のめ以子さんが家族のため、周りの人のために、ひたすら美味しいごはんを作るという物語でした。料理上手の姉は、先月亡くなったおしゅうとさんにずっと美味しいごはんを作り続けていました。そして美味しいごはんを食べ続けていた2人の息子は、どちらも国立大に行くほど優秀に。食べ物が人を幸せに、そしてしっかりとした人格を作る、ということが、ようやくわかって来ました。
手を抜いていた週末にもちゃんとごはんを作る。長い休みのお昼ごはんもちゃんと作る。そして平日の夕ご飯は前より一品多く、を心がけています。ちゃんと作る、を心がけるだけで、家族の反応も違って来ました。特に受験生となる息子は、ごはんだけが楽しみ、みたいなところがあって、一番おいしそうに食べてくれる。息子がおいしそうに食べると、娘も好き嫌いがなくなって来ました。
おいしいごはんを作ることは、大きな私の使命