関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

花の絵を見る

2012年02月28日 17時35分47秒 | Weblog
私がよく利用しているさいたま市北区にある公共施設プラザノース。やすべーさんとのイベント「誕生学とJAZZであなたをもっとステキに♪」今年も初夏に同じ場所で開催を予定しています。比較的新しい建物で、公共施設なので利用料金もリーズナブル。しかもグランドピアノが借りれるお部屋もいくつかあって、近くにあって本当に助かってます。

昨年、申込手続きか何かで行った時、2階の展示スペースの前をたまたま通りかかったら、お花の絵をたくさん展示していたのでふらりと入ってみました。元々小さい頃からイラストを書くのが好きで、中学生の頃はホルベインの透明水彩をいっぱい買ってもらって、毎日毎日書いていました。高校生になって日本画に魅かれ、よく京都の美術館に1人で見に行ってました。

その展覧会の絵は、例えて言うなら「和製ボタニカルアート」といった趣き。色々な植物を細かくリアルに描いた絵は、全て同じ大きさの紙に、群生するものも1本だけが描かれているという特徴がありました。繊細なペン画に色をのせてあるところは、さながら日本画のようでもあり、ものすごく引き込まれてしまいました。ちょうど帰り際に、それを描いたと思しきベレー帽の年配の女性が「住所を書いていただければ、次回のご案内を送ります」と声をかけて下さり、少しお話させていただいたんです。毎回100枚の違う植物を描き続けて、ちょうどその展覧会で10回目、1000枚の絵を描いたとのこと。絵の具は子供が使うような普通の水彩絵の具。見たままを下書きなしでペンで書いて、写真も撮らないとのこと。

青い色の花が好きなので、いくつかの絵の前で立ち止まり、見惚れてしまいました。

今年の展覧会の案内のハガキが届いたのは今年1月。絵の中の1枚「モモイロジュズサンゴ」を絵ハガキにして。久しぶりの再会にうれしくなりました。今日、お花の好きな近所のママを誘って見に行って来ました。今年のもやっぱりすごく引き込まれてしまいました。日本全国の植物園を巡って描かれているそうで、名前も知らない植物がほとんどなのですが、見たことのある身近なものも中にはあって、その質感とか色合いが本当にリアルで、今日も1枚、まるで手で触ってその感触を確かめているかのようなものがあり、思わず画家さんご本人に感動をお伝えしてしまいました。

山藤亜湖の花絵の世界 北区プラザノースギャラリー2 3月11日まで開催されています。時間は午前10時から午後4時(最終日は午後3時まで)入場無料です。

「絵を販売していただけないのですか?」と伺うと「売り出すと絵がにごるから」と。
芯のぶれない芸術家。またステキな人生の師匠を見つけました

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