工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

草ヒロ

2015-01-29 22:21:54 | 草ヒロ


数える程すら無い長野県と静岡県をダイレクトに結ぶ車道の沿線
いくつかの山間の集落を縫うように繋いでいます

「日本最後の秘境」というべき集落のひとつにあった三菱360ライトバン(1961~69年)



集落の入り口の火の見櫓の下に置かれています。





森の中で風雨に晒されないためか、錆はそれほど浮いていません。
グリルから晩年のモデルであるのがわかります。
メッキのバンパーとフォグランプが誇らしげです。


周囲の木より低くて役に立つのか分からないヤグラと違い、いまだ物置として現役でした。

廃エース

2014-12-06 19:20:01 | 草ヒロ


この辺りでは所謂「谷戸」地形の谷筋を「洞(ホラ)」と呼びますが、そうした小さなホラの奥に廃エースが潜んでいました。



トヨタ・ハイエース(1967~71年)

初代ハイエースは77年まで生産されましたが、これはフロントグリルが3分割の前期タイプです。
農具置場として今なお現役。
草ヒロの定番車種ですが、下伊那では日産キャラバンの方が多く見かけます。





草むらのヒーロー

2014-11-30 13:07:37 | 草ヒロ
360ccの商用車を2つ紹介。



まずはスズライトキャリイ(L20) 1965~69年
今に続くスズキ・キャリイの2代目です。
この世代はボンネットタイプとキャブオーバータイプが併売されていました。





とある県道から見上げるような位置に置かれています。
何度も通った道ですが、まさか車があるとは思えない位置なので気づきませんでした(笑





こちらも同世代の三菱360 1961~69年
このフロントマスクは、コレの乗用車版であるミニカ発売後のものですね。
メッキになっているデラックスでした。





峠を目指す国道の脇にありますが、まぁ普通は目に付きません。
忘れ去られたように佇んでいます・・・

草むらのヒーロー

2014-05-26 06:56:58 | 草ヒロ
とある巨大水路橋の傍らの草むらに佇む茶色い影



これぞまさに「草むらのヒーロー」!
2ドアの普通車は興味が無いので車種は・・・?



後ろに回ってみるとなかなか特徴的なデザイン。かっこいい!
VIOLETって書いてありましたw

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Datsun_Violet_710_002.JPG



正体は日産バイオレット710型(1973~1976年)でした。


ところでこれって芸術ジャンルでいいのかな?

草むらのヒーロー?

2014-05-08 07:03:47 | 草ヒロ
開設から1か月が経過し、最近飽きて更新されていない
・・・という訳ではなく、飲んでばかりではネタがないんですよね(笑
一日30名程度の方がこちらを訪れてくれているようで、申し訳ないのでちょっと小ネタで更新します
・・・ボツネタにしようと思った程ほんとに小ネタで申し訳ない(笑



ここはとある県道の道端



そこに何気なく立てかけられた鉄板です。



これ、なんだかわかります?
偏った?車好きなら軽トラックの背面パネルだとわかるでしょう
そしてこの小ささ・・・若草色の塗装・・・

この正体はこれ



ダイハツミゼット!
ここまでわかる方はどうかしていますね(褒め言葉)。
見つけたときはここまでわかったのですが、帰って調べると写真のミゼットとはプレスラインが違います・・・
まさか、と思ってさらに写真を探すと・・・



この個体と同じ。
ということで、この鉄板はミゼットの中でもMP4であることがわかりました。

ミゼットMP型は3、4、5型があってそれぞれ少しづつ違いがあるんです。
MP5が最も残存率が高く「あっ、ミゼット」というと大概コレです。
MP4は少し荷台が短く、屋根が幌張り。MP5とは少しイメージが違います。
MP3は4よりさらに荷台が短く、背面パネルの窓が2分割になっているのが特徴です。
・・・ホントどうでもいい知識です(笑

1960~1962年の間に生産された車。
その残骸がひっそりと半世紀以上生き残っています。

・・・ところでこの持ち主は、この鉄板だけをどう使いたかったんでしょうね?