めちゃめちゃ久しぶりの草ヒロカテゴリです。
・・・しかも今まで見た中で最古のクルマと思います。
昭和10年代、もしかしたら代燃車(薪バス)だった可能性もあります。
県内某所にて特徴的なオデコの茶色い物体を発見(笑
・・・3枚窓のオデコはマニアなら直感的に「いやヤベーなおい」ってなりますよw
後日あわてて見に行きました。
そこにあったのは全体が錆色になったバス
しかも今まで見たことのない「バス窓」以前の世代
特徴となるはずのボンネット部分が失われているので、メーカー等は不明ですが、木材併用で組立てられる構造から、昭和20年代以前の製造であることは間違いなさそうです。
塗装はほぼ剥がれていて良く分かりませんが辛うじて地元バス会社の文字が読み取れ、全体を見れば青とピンクの「あぁ、あの色か」というその会社の旧塗装だったのが何となく分かりますw
後ろに大きな開口部があり「特装車か?」と思ったのですが、加工がだいぶ雑(汗)なので納屋化後にアレンジされたもののような気がします。
車内もほぼ朽ちていますが、鋼体に木材を使って組立てられているのが分かります。
屋根中央部はキャンバストップだったようで既に一部の木材を残して朽果て、車内から生えた木の棚になっています・・・
夏は葉に覆われて見事に隠れそうですw
幕板部には水切り目的なのか、プレス加工がなされてスリット状になっています。
・・・これはかなりの特徴と思われ、他所から教えて頂いたところによると、戦前のニッサン90型が近いとのこと。
http://www.keio-bus.com/library/42-49.html
確かにこのプレス模様が写真の個体にもあり、またセミキャブオーバのため前輪のタイヤハウスがだいぶ客室に食い込んでいるのも共通しています。
恐らく現役引退から半世紀以上、もしかしたら60年位この地で過ごしているのかも。
静かに土に還りつつありました。