工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

一畑の京王5000(鉄コレの加工)その2

2020-12-30 16:21:32 | 今日の製作所


さて、前回の続きです。



どうしようかなぁ~
というクーラーのルーバーですが、結局色挿しで対応しました。
・・・このパーツは型から抜く関係で、上辺の縁がモールドされていないので塗料が流れません。GMキットのパーツも同様です。
マルチブラックでそれらしく塗ってみましたが、まぁそれなりです。

乾いたら普通のウェザリング作業
陰影をつけるウオッシングを筆で行い、パンタ付近の汚れはエアブラシで吹きました。



位置によって汚れ方が異なるのでそういうのを意識して。
・・・たまに1個だけキレイなヤツとかありますけどね(笑

床板の中敷きがピンク色で流石にないでしょと思い、座席を残してクレオスのタンで塗装しました。

最後に艶消しを吹いてコート
・・・ウェザリングカラーは擦ると消えてしまいますので注意。
屋根に取り付けて完成です。





近くで見るとアラが目立つのが難ですが、まぁ鉄コレだし?この辺でOKとします。
動力化もしたいですが、在庫がなくまた今度(いつなのか?w
鉄コレでもここまで手を入れると自分の作品という感じが出ますし、かなり重厚感が増したと思います。
ここまでせずとも屋根と床下を塗ればイイ感じになるのでおススメです。


さて、多分これが今年最後の工作&投稿です。
今年はロクなことが無かったという感じですが、私は初のジオラマを作製しマァ一定の成果を出した年になりました。
皆さんの模型ライフの何らかの役に立つことを願いブログを書いております。
今年も一年ありがとうございました。

それではみなさん 良いお年を


一畑の京王5000(鉄コレの加工)

2020-12-27 15:37:36 | 今日の製作所
年末の片付けをしていたところ、鉄コレの一畑2100(京王色)が出てきました。

確かジャンク品で安く仕入れたんだったなぁ~
・・・色挿し目的で分解してそのままになっており、パーツ紛失の恐れがあるので早めに組み立てますw



取りあえずボディーは墨入れをして半光沢でコート
ウェザリングカラーのグランドブラウンを使いました。

次は屋根



まずマスキングしてベンチレータの横をジャーマングレー、上部と側面を明灰白色で塗装します。
それから屋根全体にジャーマングレーをぼかすように塗装
パンタ周りにウェザリングカラーのステインブラウンを軽く吹いてみました。
・・・結果からいうと、ベンチレータは色の差がよく分からなくなってしまったので、あまり意味がなかったかな・・・

鉄コレは屋根を塗ると雰囲気がガラッと変わりますので、おススメです。

自分の場合は結構離れて模型を眺める場合が多く、ドアなどガッツリ影が入っていると嬉しいものです。
でも近くで見るとキツめの墨入れに感じる気もします。

まぁ、意見には個人差がありますw



で、この電車の特徴はこのズラッと並ぶ冷房
これの側面のルーバー?網?の表現が最大の難所かと思います。
・・・モールドは墨入れ出来ない感じなので、シールとかデカールで上手く出来るかなぁ

ちなみに自分の訪問時はまだ一畑カラーでした。



また行ってみたいものです。

IORI工房の木造電車

2020-12-21 20:32:25 | 今日の製作所


以前2軸客車を作った際に調子付いて手を付けた木造電車がようやく完成です。

キットはIORI工房のモハ1私鉄譲渡仕様
現行のアクリル素材の屋根が付く前の旧製品?時代のもの
2扉化された大井川鉄道モハ301がモデルです。

組立はいつも通りサフ+流し込み接着剤
補強にアロンアルファです。



屋根は曲げ加工が必要で、2重屋根部分も紙で表現します。
ペーパー工作に慣れていればまぁまぁに仕上げる事が出来ると思いますが、ちょっと難しい加工です。
アロンアルファで固め、タミヤパテを盛ったり削ったり・・・
地味な作業です。
・・・ここでパテを盛ったまま、力尽きて暫く放置していましたw



このまま放置していても仕方がないので再開。
最後に普通のグレーサフを全体に吹いた状態です。
ベンチレータは放置している内に紛失wしてしまったため、GMの半ガラが付いています。
ちょっと悩みましたが、大井川を作っても相方がおらず中途半端になってしまうので自由形としました。
我が社には電動車ばかりなので、電装品を譲りクハorサハ化された晩年の姿を製作します。





床板はキットの物を使用し、床下機器はGM、台車は鉄コレです。
キットのままだとボルスタが緩すぎるため鉄コレ床板からボルスタ受けの部分だけを移植しました。
トラス棒が表現できるのがgoodです
・・・ただし台車に干渉したので、台車を思い切ってカットしています。
よく見なければ分からないのでOK

床板はダイソーのマットブラックで塗装しました。



ボディーも缶スプレーで我が社の標準色、クリームと赤のツートンにして完成。
戦後に初の大型車として入線、2扉化、テンプラ化を経て電装品を新型車に譲り最後の活躍中といった雰囲気にしてみました。
前面に木造省電らしさを残す好ましい電車が完成しました。


猫屋線改造パーツから生まれたDL

2020-12-11 07:06:53 | 今日の製作所
最近一気に冷えてきて、いよいよ冬の到来です。
雪がうっすら降ったり、慌ててタイヤを換えたり(いつものことw

さて、L型DLの続き?
こちらは久しぶり?のナローです。



使ったのはアルモデルの猫屋線改造パーツセットEF
猫屋線DLの改造パーツ集ですが、キャブやボンネットなど、これで1両作れるのでは?というお得なセットです。
発売直後にキャブを切り出して結局使わないでいた物を引っ張り出してきました。



下回りには猫屋線DLを3軸ロッド化した際に余ったものを発掘
ラジエターには協三タイプを採用
ちょっとゴツイ感じを出してみましょう。

アルモデルのキット、屋根やボンネットは手で曲げても自然な感じになって組み易いですが、曲げると裏のエッチングの筋が見えてしまいカッコ悪いので、曲げ後、上にパーツを付ける前にヤスリで平滑にすると仕上がりが綺麗です。



ディテールもテキトーに
煙突はエコーの真鍮パイプです。
・・・ちょっと細すぎた?
キャブ上のタイフォンもアルモデルのパーツです。



そして塗装
このサイズの機関車にはエンドビーム欲しいよねということで、同じパーツ集に収録のゼブラエッチングのパーツを利用します。
全てのパーツをいさみやカラープライマーで塗装

車体はGMブドー色2号にしました。
塗装後適当にウェザリングして完成





ずらして付けたヘッドライトはアルモデルのパーツ
レンズ部をピンバイスで浚って100均のクリアレジンを入れるいつもの工法です。

カプラーはIORI工房のアサガオ型

いつもの林鉄風とはちょっと違う、軽便鉄道風のDLになりました。

シバサキのDL

2020-12-06 17:58:56 | 今日の製作所


気が付けば今年もあと1か月になってしまいました。
今年もいろいろあったナァ~

さて、最近作ったDLのご紹介です。
最近L型DLを連続で作っており、その第一弾。



オジサンには懐かしい?シバサキのL型DL
手持ちの物はキングスが後に発売したもの
エッチング板はそのままシバサキの標記があります。

手持ちのキットは屋根とボンネットが曲げ済み、動力もセットになった豪華な?仕様でした。
金属工作がしたくなったので組み立ててみました。



古いキットだけにちょっと組立てが大変。
隙間なく組むのはコツが要ります。



キレイに組み立てる事に専念し、上回りはすべて一体でハンダ付けしました。
プロトタイプは別府DB201のようで、それに倣ってボンネットを丸めると雰囲気は似てきました。
キットにはタイフォンが付いているのですが、コレは他に流用したいと思い取り付けず。
空いている穴にはルーバーを貼っておきましたw
手摺もエッチングパーツがありますが太くて曲がるので、キャブ周りは真鍮線で作製しました。
今回はデッキの手すり以外のディテールを塗装前にすべて付けてしまいました。

そして塗装
いつものお気楽工作どおり、タミヤのプライマーサフとクレオスの缶スプレーです。
ボディーは三菱濃緑色
ウェザリングカラーのマルチブラックで色挿し、他の色でウェザリングし、半光沢でコートしました。





手摺はサフの色そのままで、ボディーを床下に貼った後に取り付けました。

KATOの動力が車体の割にデカく、確かにアンバランス感はありますが、出来てみれば思ったよりいい感じでした。



サイズはこんな感じ。
猫屋DLとほぼ同じサイズ(やや長い)です。
動力に合わせて設計されているので、ボンネットが長いのが特徴?
裾に白帯を入れればもっといいかなと写真を見て思います。