最近ブログに書くような模型の製作はしておらず、気の向くままにお気楽工作になっています・・・
さて、
「県内私鉄の鉄コレはキレイに仕上げよう」
という方針により長電1003を仕上げていた訳ですが、床下機器に板状の何かが。
せっかく実物があるので見に行くか、と思いついて翌日に信濃川田へ飛んでいきました。
・・・やはり「見れる時に見る」というのは何でも重要です。
ぶっ壊されないうちに・・・汗
初夏の信濃川田駅跡
5年前に廃止された長電屋代線の信濃川田駅は今も路線バスの待合所として使用されています。
架線が無くなり、寂しい構内にはかつての特急車2000系A編成と1003号が放置されています。
・・・当初は他にも保存車があったのですが、次々に搬出されてこの場所からは無くなっています。
※最近まであった3500系は解体となった模様。
引き取り手が無ければこの4両もそのうちスクラップになるのではという状態なので、早めに見ておくのが良いように思います。
かつて車両を大事にしていた長野電鉄はもうありません。
2000系はホームに横付けされていて、反対も草に覆われていて床下機器は見えませんが、1003はポツンと置かれているので、現役時代以上に細部を観察することが可能です。
昭和24年日本車両製の標準型
大きくカーブした前面を持つ大ぶりな車体が特徴です。
ワタシが確認したかった部品はやはりタンク類のカバーの鉄板でした。
と、いう事で哀愁に満ちた信濃川田駅を後に安曇野へ戻り、気がかりだった2両を訪ねました。
昨年信濃川田駅から搬出され、松川村へ寄贈されたモハニ201とモハ604。
安曇野ちひろ美術館のトットちゃん広場に展示されています。
展示に当たり車内を教室風に改装されていますが、非常に美しく整備されています。
訪問時は開館直前で職員さんが掃除中、信濃川田に放置された車両との違いに驚きます。
大正15年製のモハニ201
長野電鉄開業時に用意された電車です。
戦前の車両らしくリベットごつごつの無骨な車体ですが、各部の調度が凝っているのも昔の車両らしい所。
運転台にこの車両が展示された頃の看板が。
・・・長野電鉄としては捨てた方が良いと思うんですが、そんな関心も無いのでしょうねぇ。
もう1両のモハ604
昭和2年川崎造船所製。
・・・初期の鋼製車は鉄板の加工技術を持った造船所が手がけました。
いかにもな川造スタイル
車体には「モハ」と書かれていますが、クハ化後のままの状態で保存されています。
訪問日:2017年6月24日