先日の研修で頂いた入管業務(外国の人が日本に在留するための申請等を本人に代わって行う業務です。)の資料をここ数日の間、読んでいます。
「在留許可」などの文字を追っていると、今話題になっているカルデロン家がどうしても気になります。
現在、カルデロンさん家族は三人で帰国するか娘ののり子さんだけ日本に残るかの選択を迫られています。
この選択は選択ではなく「3人で帰国しなさい」と言っているのと同じ事だと感じます。
「親が13歳の娘を一人残して帰れるわけがない。」と思いながら最近のニュースを見ていました。
のり子さんのご両親が不法に入国し滞在していた事は確かによくないことです。
しかし、カルデロンさんは日本で真面目に働き続けており住民税なども収めているということです。のり子さんは日本で生まれ育ち、これからも日本で暮らしたいとのこと。
東京新聞の記事を抜粋すると
『外国人問題に詳しい田中宏龍谷大教授の話 不法滞在の状態が十五年以上続いたことを罪が重いととらえるか、逆に、十五年以上も生活実態があるからそれを尊重すべきとみるかで、この問題の解釈が分かれる。私は後者の立場をとりたい。』
とありました。私も後者をとりたいです。
関連サイト:カルデロン・アラン・クルズ一家に在留特別許可を!