ふとした瞬間「もの」の名前やなにかを表現する言葉が出てこなくなるとき、ありませんか?(「ない」という方はきっと脳がまだ若い証拠です。)
「なんだっけ?ほらっ!アレ。」と言っているうちに、記憶の扉がぱか~んと開いて忘れていた言葉を思い出すこともあるのですが、悲しいことに近頃、その扉が開くことが少なくなったような気がします。
たまに『アレ』の言葉で、相手に通じてしまったときには、
「『アレ』で相手が想像力を働かせてくれて通じるのならこんなに楽なことはない!」などと考えてしまいます。
最近、特許事務所での勤務中には(めったにない)国際電話をとりました。生憎、電話の相手が話したいという弁理士は外出中で「不在」ということを相手に伝えたのですが、
「電話があったことを彼につたえましょうか?」と英語で言おうとしたら、単語が出てこない
「アイ・・・、アイ・・・・。」と言葉に詰まっていたら、電話の先で「OK。Thank you!」と言われてしまいました。
昔、一生懸命に勉強した英語まで出てこなかったことにショックを受けたのと同時に、「日本語さえ危ないんだから日常使わない英語が出なくても仕方がない。」と開き直る自分も・・・。
それでも、「これでは、いかん!」と自分を戒め、昔のテキストを開くのでした。