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インタビュー「まなみのりさ」:『レコメンダー』2021年8月号(7月31日発行)

2021-07-31 | レコメンダーInterview



14周年、メンバー全員が30歳を迎える3人が、ファンと一緒に作った1枚。新たな場所へ“逃げ出す”『Elope』

──さっそくですが、8月8日に14周年を迎える想いをお聞かせください。
まなみ:周りの人たちに14周年すごいねって言ってもらうことが多いんですが、自分たちは人から言われて「あっ、そうなんだ!」って実感することが多いんです。14年間、同じメンバーで活動できているのは、環境やメンバーに感謝ですね。同じように活動していた人たちが辞めていったり、別の道を選んでいったりするのをたくさん見てきたので、そういう人たちの分も私たちはまだまだ駆け抜けるぞ、という気持ちです。気張らずに自分たちらしく15年目も歩んでいきたいです。

──14年間、同じメンバーでの活動してきた3人ですが、お互いどんな存在ですか?
まなみ:みのちゃんは、リーダーということもありますし、いざっていうときにまなみのりさを引っ張ってくれる力がすごくて、私たちが「どうしよう」ってなったときに、最初に一歩踏み出してくれる人です。一緒に活動しているんですけど、いつも一歩先をきょどりながらも歩いてくれるイメージです。りさは、やっぱりムードですね。ほんわかしたムードを作ってくれます。そして、一歩下がって全体を客観的に見てくれてる部分があるなと思いますね。一番落ち着いていてしっかり物事を見ている。そういう冷静さは大事だと思っているので、「どうしよ、どうしよ」ってなったときにも大丈夫って落ち着かせてくれるのがりさですね。

みのり:まなさんは振り付けを担当してくれているんですが、ダンスは私たちの強みでもあるし、その振り付けをメンバー自身がやってるっていうのはすごく大きいと思っています。振り付けするなかで、いろいろ悩みや葛藤があると思うんですけど、それを出さない、出さないけど実はめちゃくちゃ頑張ってるのがまなみです。そして、意外と真面目な話ができる。まなみのりさについての何か悩んだときに、話をする人ですね。りさは、ふわっとしていているように見えるんですけど、一番我慢強い気がしています。いろいろ我慢してることがあると思うけど、それを表に出さないです。私が結構出しちゃうからすごいと思うところです。そして、まなみのりさの中で一番アイドルなんですよ。私たちあまりアイドルっぽい感じがないグループなんですが、唯一りさがアイドルっていうのを守ってくれてる、そんな存在ですね。私はリーダーだけどひとりで悩んじゃうときに、2人が支えてくれているからリーダーでいられるというのもあるんです。とてもバランスの良い3人だと思ってます。

りさ:まなみは、同じ歳っていうこともあってほんとにちっちゃい頃から、一番ずっと一緒にいた存在なんです。そんな中でお互い切磋琢磨しながらここまでこれたなぁって思います。振り付けもそうなんですけど、発想力があるなと思っていて、まさかの発想をポンってだしてくれて、まなみのりさにスパイス加えてくれるのがまなみですね。そして、根が真面目だと思うんです。いろいろしっかり考える、考える、考えるけど、結局ポジティブなので周りを明るくしてくれてます。みのちゃんは、リーダーで一個上っていうこともあるのか、私の中では頼れる存在だなっていうのが一番印象にあります。例えば、まなみのりさで悩んで3人で話し合ってもなかなか決断が出ないときに、これだって決めてくれるのはみのちゃんだったりするし、3人でも話し合うけど、結局みのちゃんが一歩先を行って私たちもついていく。だから、悩んだときには助けたいと思う、思える人柄だなっていうのがすごく強いです。

──ファンクラブ開設・クラウドファンディング実施のきっかけは何でしょうか?
みのり:ファンクラブは今年に入ってから開設したんですけど、コロナ禍というこの状況が結構大きくて、以前はライブを頻繁にやって、特典会でちゃんとファンの人と話せたりして、ファンの人や応援してくれる人と触れ合う機会が当たり前にあったんです。それが急にできなくなっちゃって、その中で何かできないか?って考えて……、ライブに行けない人もたくさんいると思うんですよ。そういう人たちにもまなみのりさのことを常に感じてもらいたいなって思って、忘れてほしくないという思いもあって作りました。クラウドファンディングもそれと通じるところがあるんですけど、こういう時期だからこそ、応援してくれてるみんなと私たちで何か作りたいという思いがあったんです。リターンには支援してくれた方とコミュニケーションを……
まなみ:わかる!
みのり:取れたりするので、今までできなかったことを、今の時期だからこそできることがあると思って、クラファン(クラウドファンディング)をしました。

──クラウドファンディング開始15分で目標金額を達成しましたが、その時の心境を一言いうと。そして、そのときの気持ちを教えてください。
まなみ:「まじか!」。本当にその言葉が出たぐらい。みんなで言ったんですけど1番の衝撃がそのまんまだったので。でもそれぐらいの驚きでしたね。
みのり:「ほんまですか?」。CDのクラファンをやったことがなくて、クラファンに少し不安な部分も実際あって、どうなるかわかんないなって。そんな中でそれほど早く15分で目標を達成できるなんてまったく思ってなかったので。
りさ:「うそじゃろ!」。「えっ」って思ったし、信じられなかった。自分らも達成するなんて思わなくてびっくりしました。
みのり:支援してくれた方の人数を見て、今このような状況でも私たちのことを応援して期待してくれている人たちがたくさんいるんだ、ということが分かったのは、自分たちのやる気にも繋がるし、ありがたいなと思うし、だからこそ支援してくれたみなさんが「応援してよかった」と思えるようなアルバムを作りたいと思って、制作したので楽しみにしててほしいです。

──アルバム『Elope』はどんなアルバムですか? 
まなみ:Elopeは、“駆け落ち”という意味ど、一見あまり良いイメージではないですが、でもそういう意味ではなく“逃げ出してみる”みたいな思いを込めています。逃げ出すもマイナスイメージがあるかもしれないけど、それを私たちはプラスに表現したいと思っていて。真っ当な道を進むことも大事なことだと思うのですが、そこから一歩手を伸ばしてみたりとか、一歩進んで違う道を選んでみたりしたときに何が見えるのか? 失敗かもしれないし、崖から落ちるかもしれない。逆に成功、自分たちで良かったなと思えるかもしれない。何がある分からないけど、何もせずにまっすぐ行くよりも新たなことを知れるかもしれない。自分たちのパワーになるかもしれないという思いです。ですので、プラスなイメージをこのアルバムから感じてもらえたらいいなと思っています。いろんな曲があるんですけど一瞬聴くと少しマイナスな、なんていうのかな……抱え込んじゃったりとかそういうものもあると思うんです。だけど、その先を届けられるような一枚にしたいなと思っています。人によって届くものが全然違うと思うので、聴いた人たちがそれぞれに感じる『Elope』を届けられたらと思っています。全員30歳っていうのもあるので、本当に新たな挑戦という思いを込めています。


──ジャケット写真のポイントを教えてください。
りさ:ジャケ写は、3人が走っていく後ろ姿なんですけど、自分たちで目の前にある扉を開いてファンのみんなと一緒に駆け出していきたいという気持ちを込めています。

──収録曲のなかでそれぞれ一番好きな曲を教えてください。
まなみ:ジャズ調の「Escape」です。今までにない雰囲気で、それこそ挑戦だなと。私は振りをつけるから、また違ったものが作れると意欲が湧きました。
みのり:「愛してた」です。デモ音源がきた段階で全員一致でとても良いと思ったバラードです。ストーリー性のある恋愛を歌っていて、今年全員30歳になる私たちだからこそ歌える恋愛の深いところを歌っています。MVも今までのまなみのりさにない感じなんです。とにかく曲自体がとても良いっていうのと30歳っていうのが大きい、だから歌える曲ということで「愛してた」です。
りさ:「変わらなきゃ」。“変わらなきゃ 変わりはしない”っていうフレーズがたくさんあって、その通りだなって。自分が変わっていかないと何も変わらない。動き出さないと何一つ変わらないという自分への応援歌です。

──8月8日には、14周年記念ワンマンライブは、どんなライブになりますか?
みのり:はい。神田スクエアホールでやるんですけど、ホールのワンマンは2019年12月のヒューリックホール東京以来なんです。私たちまなみのりさのライブはホールで観てもらいたいなっていう気持ちが大きくて、会場も広いですし、ホールだからこそ見せられるまなみのりさがあると思っています。今回のアルバムの新曲6曲も披露するし、今までの曲もあるし、新しいアルバムの曲が入ることで今までと違うライブをホールで届けられるのではないかと思っています。今一番見てもらいたい私たちを届けられるライブにします。全員30歳になってのライブなので、記念すべき1日になります。

──今後の目標を教えてください。
りさ:ずばり、知ってもらってライブを見てもらうことです。14年活動してきて音楽やライブで伝えたい核みたいなものが、見つかったと感じています。今回のアルバム『Elope』にはいろんな曲があって、すべてがまなみのりさらしいねって言ってもらえる曲だと思うんです。世代によって刺さる曲は全然違うと思うので、いろんな人に聴いてもらって、好きになってもらって、その曲が聴きたいって思ってもらって、ライブに来てほしい。ライブでこそ伝えられるものが私たちはあるって思っているので、ぜひ生で見てほしいと思ってます。

──最後に“まなみのりさ”とは?
みのり:今までライブができるのは当たり前だと思って生活してたので、ライブの本数が少ないことが自分たち的にはソワソワするんです。いろいろ良くないことを考えてしまったりもあると思うんです。マイナスに考えちゃったりもあると思うけど、この状況に負けたくないなって私たちは思っていて。この状況だからこそ、まなみのりさの良さが伝えられるグループなんじゃないかなと思っています。15年目で……
まなみ:そうね。
りさ:うん。
みのり:「長いね」「すごいね」ってよく言われるけど……
まなみ:でも長いけぇこそ型にハマってないうちら。自分たちでもすごく思うんです。アイドルとはいえども、その枠にハマってないからこそのまなみのりさっていうジャンルとは言わないけど、スタイルを自分たちで見つけたと思っています。
みのり:「まなみのりさっていうグループ名からは想像がつかないような曲を歌ってるね」とよく言われるので、騙されたと思って聴いてみてほしい。
まなみ:たしかに。騙されましょ。
りさ:騙されましょ。
まなみ:それが言いたいです。

Profile
まなみ、みのり、りさによるアイドルユニット。2007年、広島で結成。現在は、東京と広島の2拠点で活動。アーティスト名はメンバーの「まなみ」「みのり」「りさ」を繋げたもの。3人から生まれるハーモニーは唯一無二。“アイドル”の概念にとらわれない等身大のパフォーマンスで、聴く者、観る者をまなみのりさの世界へ引き込む。
Web Sitehttps://www.manaminorisa-official.com

Release Information
アルバム『Elope』
※クラウドファンディング限定販売のため、CDの一般流通はなし。
※単曲配信/サブスクリプションサービス・ダウンロードサービス

Live Information
・まなみ Birthday Live 2021.8.7 @東京 duo MUSIC EXCHANGE
・14周年ワンマンライブ『Elope』 2021.8.8 @東京 KANDA SQUARE HALL
※詳細・最新情報は公式Web Siteをご確認ください。


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