中華風冷やしイケメン韓タレ添え★BLOG de Diary

♪中華明星も韓国スターも好きな私の徒然日記♪

「白い恋人たち」第22話

2009年07月21日 | 白い恋人たち

以下ネタバレしています。
内容を知りたくない方はスルーしてください。


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とうとうランの病気が再発したということを知ってしまったイン・トンは、ランが自分のためにその事を隠していると分り、ランの前では知らないふりをします。
どのみち結果は変わらないならその方が良いのかも知れませんが、その夜、ランの寝顔を見つめるイントンには胸がつまりました。
ランママもやっぱりお母さんでしたね。
ランパパともなんとなく優しく接して改心したようにランに会いに行き、イントンのことも認めるからと、とうとう折れて最後までランにアメリカ行きを進めます。
恋人ととしてのイン・トンも母親としてのペイシャンも、どっちもランを愛している事には変わりありません。
ジーチェンもようやくイントンの出生の秘密を探り当て、そんなこんなでドラマはもう大詰め。
でも気になるのは相変わらずのフー・カイ。
ランを中心に皆が和解ムードに向っているというのに、1人でまだ"都市の肺"を手に入れるためにとうとう審査員長に賄賂を渡してしまいます。
ペイシャンはすっかり勢いがなくなってしまったし、ランはもう手に入らないし、ボニーは去ってしまうしで、フーカイはここへ来て孤立無援。
どんなにヒドいヤツでも、前回イントンが『それでも友達だから』と言った相手ですから、この展開は気になります…
今までとは違う意味で、誰かなんとかしてやって!と思ったのは私だけでしょうか?(苦笑)

さて、イントンはランのために再度プロポーズをするために白い家にジェミーを呼びますが、
このシーン、多分…いや、絶対ロマンチックなシーンだと思うのですが、私は笑った。(爆)

ランを驚かそうとイントンはランに目隠しをしてバルコニーで待たせる。
と、そこに美しいヴァイオリンの音色がッ!


出た~~!!ジェミーーー!
(ここは、すっかり悦に入ってヴァイオリンを奏でるジェミーと、その後ろで迷惑そうにボートを漕ぐジュンシャンとの対比をお楽しみください。笑)

しかし!いくら演技とはいえ、もう少し弾いてるように出来んのかッ?!
そして、喜ぶランにイントンはみんなの前で再三のプロポーズ。
ラン「ジェミー、ありがとう。」
ジェミー「友達なのに水臭いな。私も式に出たいんだよ。」
イントン「でも肝心のランが結婚を承諾してくれなくて。」
ジェミー「本当に?
イントン「うん。」
ジェミー「私が手を貸そう。」

またヴァイオリンを奏でる。
ジェミー「がんばって。」
ゆっくりランの前に歩み寄って膝まづくイントン。
イントン「俺の手を握れば人生を握ったと同じ。すべて君に捧げるよ。愛している。結婚してくれ。」


そして手の甲にキスをする
かーーーーーーーー!!!どーよ?この台詞!
ここまで言われ、ここまでしてもらってもまだウンと言わんのかッ!?ラン。

というわけで、まるでイタリア男のような伊達イントンでした。
ジェミーのなんちゃって演奏のせいで(?)このシーンは思いっきり浸っていいのか?笑っていいのか?分りませんでしたが…
ゴメンねピーター。
あなたは凄くステキだったんだけど、ジェミーの存在がそれを阻むのよ~…(爆)


一方、ジーチェンは辺境の土地でトン・レイが歌っていた”おうちへ帰ろう”を口ずさむ少女に出会います。
その少女はイェン・トン。
インというあだ名を持ち、お母さんの名はトン・レイだと言われ、驚くジーチェン。
そう!この少女こそジェミーを看病した少女でした。
導かれるままに少女の家に行くと、そこにはトン・レイの写真があります。
しかしトン・レイは事故ですでに亡くなっており、イェン・トンは両親と志同じくした大人たちに育てられたという。
そして、ジーチェンは、彼女を育てた仲間から、もしジーチェンが訪ねて来たら渡して欲しいと託されたトン・レイの日記を受け取ります。
そこに綴られていたのは今まで隠されていたすべての種明かしでした。

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インさんごめんなさい。
事情も説明できないまま借りばかり作ったわね。
もし、また会えてもうまく説明できないかも
だからこの日記を書きます。
いつか会えて本当に話せなくても、日記を見ればわかるでしょう。
梨園を出て、イエンさんにやっと会えたの
農業科学院のイエンさんよ。
私たち知識青年に農業を教えてくれた人。
労働の尊さも彼から学んだわ。
すっと好きだったの。お腹の子は彼の子供よ。
遠い地で果物の改良をしていると聞き、子供を産んだこと
とにかく知らせたかったの。

トンを迎えに行くと約束したわね。
でも、息も出来ないくらい仕事が大変だったの
遅くなってごめんなさい。
しなくてもいい苦労をさせたわね。
でも私たちは燃えさかる夢を持っていた。
自分を犠牲にしても惜しくない程の
夢のために彼を愛し、夢のために家を出たと言えば
あなたは許してくれますか。
少しは恨みも減りますか。

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このドラマは『恋愛』という軸と、もう1つ『夢と青春』という軸があるのだと思います。
文化や歴史が日本とは違うし、日本では農作物の品種改良にどれほどの夢と苦労があるのかをクローズアップして取り上げる機会は一般的にはあまりないので、いまいちピンと来ないでしょうが、
恐らく、ここに出て来る親世代の若者たちにとっては、果実の品種改良が青春であり大きな夢だったのだと思います。
一見、身勝手にも思えるトン・レイですが、熱い志と勢いは、同じ時代を生きたジーチェン達若者が一番よく分っている。
無から有を作り育てるクリエイティブな作業は、建築も農業も、そして人生も同じです。
その証拠に、日記を渡してくれた同志の最後の言葉に、この意味が集約されているような気がしました。

同志「当時私もここでイエンさんに会いました。果物の改良に来たんです。梨そしてリンゴ。数年後トン・レイもここへ…。彼女は働き者でしたね。
初めは誰も知りませんでした。わざわざこんな辺境まで彼に会いに来たなんて…。
結局10年後、みんなでけしかけて2人は結婚したんです。そして生まれた子があのイェン・トン。
"イン"というあだ名もつけた。なぜインと呼ぶのか不思議がっていると、こう言いました。
大切な友人、イン・ジーチェンからとったと。
2人が会いたがっていました。あの事故がなければ訪ねていたでしょうね。」
ジーチェン「事故って?」
同志「突然の暴風雨から山の果樹を守るために2人は危険を冒して山へ…。不幸にも山道で車がスリップして命を落とすことに…。
その時このこの子はまだ3歳でした。ここの者たちは文句も言わずこの子を育ててきました。
我々の年代だから出来ることでしょう。燃えるような青春は、みんなの夢でありお互いの誓いでもあった。
夢であれ誓いであれ、これから先も後悔することはないですよ。


これを聞いたジーチェンも、「そうだったのか。」と何度も頷き、目頭を押さえていましたが、そこには恨みや後悔など微塵も感じられませんでした。
最後に梨園の存在の大きさが解る展開に私はただただ納得。胸が熱くなってしまいました。

ところで、このトンママと写っているイエンさん。
ぱっと見たとき「誰よ?このアヤシいヤツ?!」って思ったけど(笑)、
これピーターですよね?!


やっぱり紛れもなくイントンの実のお父さんはこの人だと、これもただただ納得です!(笑)




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