楽しいおしゃべり

金曜の晩はいつもは職場から直接実家へ帰っていたけれど、明日、明後日とお天気がいいので洗濯物を今日のうちに片付けたくて、一度自宅へ。

洗濯機を2回回して干し、お風呂も入って歯も磨いてから、電車を乗り継ぎ実家へ着いたのが10時半。

弟Yが、ナンプレをやりながら起きて待っていてくれた。

薬のせいでますます顔が丸くなってしまった。先週より丸い。宍戸錠さんみたいになっていた。

最近の様子を聞くと、あまり良くないとのこと。足の付け根が痺れる感じと、足が全体的にだるいと言う。

それでも、母の様子を見に自転車で実家へ通ってくれている。ありがとう。

デイセンターへ行くようになって3週間、母は見違えるように明るくなったという。Yがいる間は、巣穴から出てきてソファに座っておしゃべりをするという。

もともと、社交的な母。皆が集まる場所に身を置くのは楽しいのだと思う。デイセンターからの連絡ノートには、カラオケで歌ったとか、ギター教室に参加したとか、ひな人形を作ったとか、楽しんでいる様子が伺える。

わたしにはY、T、Aと弟が3人いたけれど、一番面倒をみて仲良かったのはA。Tは20年ほど前に26歳で亡くなってしまった。YはYが結婚してからは実家へ寄り付かなくなっていたのであまり話をしてこなかった。

でも、Yが病気になってしまって仕事もできず、本当に気の毒で可哀想なのだけれども、お陰でリハビリと言いながら実家へ足を運んでくれるようになり、いろいろと昔のように話ができるようになった。

たいしたことを話すわけではないのだけれど、それが結構楽しい。

退院

2ヶ月半の入院生活を終え、Yが週末退院できることになった。
ステロイドの投与量を随分下げることができたからのよう。
とりあえず、よかった。
これから一生付き合っていく病気なのだけれど、これ以上悪くなりませんように。

一時退院

2泊3日、自宅から出ないことを条件に年末年始、Yが一時退院。薬の量を通院並みに減らせているから許可が出たんだそう。今晩9時までに病院へ戻ればいいと、その前に実家に顔を出して行った。

Yには小2と年少の娘が2人。小2のSちゃんは九九が言えるようになった。妹のHちゃんは、以前はママにべったりの甘えん坊だったはずなのに、ずいぶんと活発な子に変身していた。

いろいろあって、比較的近所に住んでいるのに、孫には会えないお母さん。
久しぶりに孫の顔を見て母も嬉しそうだった。

Yはというと。一週間前より顔が丸くなっていた。いわゆるムーンフェイス。
呼吸も辛そうで、長い入院でずいぶんと体力も落ちている。

久しぶりに自宅へ帰り家族と過ごせて、ちょっと頑張りすぎたのかもしれない。

難病と闘う人

ほぼ毎週土曜日は弟Yの顔を見に行く。ステロイド治療は順調に進んでいて、年明けには退院できそうとのこと。

談話室で話していると、丸顔の可愛い女性が杖をついて入ってきた。弟とは知り合いの様子。

聞けば彼女も難病で、多発性硬化症だとか。再発しての入院で、年明けにはリハビリ専門の病院へ移るのだそう。

前回の治療の副作用で12キロ体重が増えたそうだ。
良くなりはしない、一生付き合っていかなくてはいけない病気。
いずれ、車椅子生活になるのだという。

職場にやっと連絡ができて、しばらく休むと言えてホッとしたと言っていた。
言いにくいもんね、そういうの。

弟は実家で働いているからそういう周りへの気遣いとかはその人ほど必要ではないけれど。二人ともこれからの自分の体調や生活に不安をたくさん抱えているに違いない。

誰がいつなるとも限らない。運が悪いで片付けるには辛い現状で悲しくなる。

血糖値を計るというのにコーヒーとイチゴの差し入れをしてしまった。


マイケルのお母さんが送ってくれた紅ほっぺ

治療が始まった

先週木曜日にYの主治医から病気の説明と治療方針を聞いた。

翌金曜日から治療を開始の予定だったけれど、本当に具合が悪くてぐったりんこだったので先生が今晩から少なめで始めましょうと言ってくれた。

で、今朝。実家から自宅へ帰りがてらYの顔を見に寄ると思いの外元気。
39～40度あった熱もするする下がり、足の痛みもなくなったという。

困っていることといえば、眠剤をもらっても眠れないことぐらいだという。仕事をしているわけではないのだから、多少眠れなくたっていいじゃん。病院ならいつでも眠れる。

とりあえず、お薬が効いてよかった。

ギリシャ神話はもうすぐ読み終わってしまいそうだ。