夏に筋トレの部活で10キロのダンベルを胸骨に落とした。7.5キロの次の段階が10キロで、チャレンジ失敗。


落としたと言っても、ドスンと落としたわけではなく、制御ができず、そろそろそろーっと落とした。
それでもダンベルの角が骨に当たった時はゴツッと音がしたし、避けたくても避けられず胸で受け止めるしかない恐怖は思い出しても「キャー!」だ。
骨は折れず、ヒビも入らなかった。が、ダンベルの角が当たって痣ができたし、そもそも痛かった。かなり。
それからしばらく、チャレンジしようとは思ってもいざとなると怖くてセットもできなくなった。そもそも2.5キロアップは無謀だった。物事には段階がある。
3キロやっとから始めたダンベルベンチプレスも5キロ、7.5キロと少しずつ重さに耐えられるようになってきたんだから、ちょっとずつなら、わたしにもできるんじゃないかと思い直して、ハービーじゃないトレーナーに相談。前向きでわたしは偉い。
計算では8キロを15回上げられれば10キロを1回上げられるとか。そんなわけで10月から8キロのダンベルで練習を始めてみた。怖いから最初はそばにいてもらって。
7.5キロから8キロなんて、たった500グラムじゃないかよー!では、ないのよ。ホントにそれができないのだ。
男性は20キロとか25キロのダンベルを片手で持っているけれど、わたしなんてこれまで5キロの米袋や赤ちゃんミルキーを抱えるくらいしかしてこなかったし。
セットからして両腕ぶるぶる、下げることが出来ても上げられない。プッシュアップだ。よーっこら!よーっこらしょ。胸のトレーニングなのに全身の筋肉総動員で上げる。
なんとか10から15回、3セット上げられるようになるまで3ヶ月。フォームを崩さずできるようになり、8キロのダンベルが普通になっていた先週のこと。
8キロのダンベルがない。誰かが使っている。どうしようか?前後の7キロと9キロはある。7キロじゃもったいない、9キロやってみる?セットできなければ落とす前にやめよう。
隣のベンチで部活で一緒のダッケさんが冷やかしてくる。
「あれ?1キロ足りないんじゃない?」
「いやいや、1キロ多いんだってば」
なんとか、セットできたものの3回で左腕が崩れた。
「やっぱり無理だー。」
「いやいや、フォームはきれいだよ。あとは気合」と、ダッケさん。
・・・そこは筋力じゃないんですか?再度チャレンジ。
できちゃった。9キロ15回2セットなんとかできちゃった。
8キロのダンベル、誰かが使ってなかったらしばらくは行かなかった次のステージ。1つ階段上れちゃった、ふっふーん♪きっかけなんてそんなもの。
ハービーじゃないトレーナーに報告したら、そこで7キロを選ばなかったくるりさんは偉いと褒めてくれた。わーい(^o^)
それから1週間、まだまだ軽々とはできないけれど、9キロのダンベルを選ぶようになっている。偉すぎるぞ、くるり!

