くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

メトロポリタン美術館展

2022-05-29 15:40:40 | 美術館・博物館
日曜日だけれど、クローゼットと元押し入れの床材の作業がある。家の中でいるところがない。午前中はプールへ、午後からは国立新美術館へ繰り出した。日中37度まで上がるっていうのに。



メトロポリタン美術館展、会期は明日まで。マイケルがくれたチケットだけれど、日時指定を取らなくていい最強チケット。


というものの、流石に会期末、結構並んでいてホントに日時指定取らなくてよかったんだろうかと怯んだ。インフォメーションの女性に聞いたら、今案内している列の最後に並べば入れてくれるという。すんなり入れたが、この人混みはコロナ前と同じくらい。みんなも出掛けたいし、観たいよね。

照明の明るいところで出品リストを確認して観たい画家の絵をまずは目指して、その周りの空いてるところをスイスイと動いて回った。所要時間1時間。今回は1人だったので身軽。

マイケルのお陰で美術館や博物館には結構な回数、足を運んでいるが別に詳しくもないし、造詣が深いわけでもない。でも、絵を観るのは好きだ。

美人さんだなーとか、キューピットの羽の生え際気持ち悪いとか、これって何色?どこから描いてるんだ?白じゃなくても雪に見えるのはなんでだ?黒い絵の具よりも黒く見えるのはなんでだ?素朴な疑問が湧くけれど答えがわかるわけでもなく、素人が好き勝手にあーだこーだと観て回る。芸術作り手も眺め手も自由なのだ。だから、チケットの無駄遣いではないのだ。

ちなみに今回の展示の目玉だったのかな?チケットに印刷されたこの絵はジョルジュ・ラ・トゥールの「女占い師」というタイトル。女性に囲まれ占い師の話をふんふんと聞いている若い男。お財布や装飾品を盗まれかけているとも知らずに。という絵だそうだ。1630年の作品、約400年前のもの。ふーん。






遡りシリーズ〜猛犬注意。ポンペイ展

2022-04-20 08:15:00 | 美術館・博物館
遡ること、4月3日。上野は東京国立博物館平成館で。ポンペイ展最終日。人気があったのか門の前が二重、三重の列になっていて何事かと思うくらいの混雑で驚いた。

わたしたちはチケットが手元にあり入場予約をしている人たちなので、こちらへと案内されて横入りできた。

トーハクはコロナになってからは初めてだったかもしれない。2年ぶりくらい?今までは時間ができたらふらふらと美術館へ寄れたがそうはいかなくなった。チケットがあっても予約できなきゃ入れない。めんどくさくなったものだ。かと言って空いているわけでもなく。


春休み中だからか小学生も来ていて結構混んでいた。
フラッシュをたかなければ撮影OKだったため、おチビさんたちも一生懸命スマホで撮影。熱心に撮影ばかりしている子にお父さんが、「スマホの画面じゃなくて、直接見てごらん」と諭していた。その通り。せっかく来ているんだから立体で見ないともったいないよ。



それにしても2000年前、パクス・ロマーナ(わたしはパックス・ロマーナと習ったけれど)の時代。なんと豪奢な生活をしていたことか。日本では倭の奴国王(わのなのこくおう)が後漢に使いを出して、金印をもらっている頃。ローマ人は番犬を飼ってしかもリードをつけていた。

これは金庫。ごつい。

ショップでは猛犬注意のちょっと狂犬っぽいワンちゃんのマスコットが結構売れてた。わたしは買わなかったけどね。

天災は忘れた頃にやってくる。が、近頃は天災が多すぎて忘れたくても忘れられん。コロナも保険業界では天災扱いだとか。。。ふーん。。。。



キャノンギャラリー

2020-09-16 07:48:32 | 美術館・博物館

事務室のおじさん、S原さんにキャノンで写真展をやっているよと教えてもらい、お昼休みに中庭の向かいにあるキャノンギャラリーへ行ってきた。

水中写真家?古見さんが撮影した日本近海の生き物の写真展。

小さなギャラリーなのであっという間に見終わってしまうけれど、古見さんが撮影した水中動画の音声を聞きながら暗い照明の中で写真を見ていると、自分が潜って魚を見ているような気分になった。

いろいろな生き物、わたしがわかったのは金目鯛だけ。群泳している写真を見て、網ですくって全部煮付けにしたいと、お昼ごはんを食べてお腹いっぱいのくせに食いしん坊な想像をした。

短いお昼休みに気軽にふらふら立ち寄れるキャノンのギャラリー、いいな。展示は今日まで。もう一回見たいな。今日また行けるかな。


エスカレーターを降りて左がギャラリー。





上司のおぼっちゃまとボンボンにキャノンで写真展やってますよと教えてあげたが、絶対に行かないと言われた。絶対に行くなよ!

二人とも通勤ルート以外は歩かない!我々都民だけれどGOTOキャンペーンなんてけしからん、利用できるようになっても絶対に行かん!と。言外に、おまえら(上司二人以外)ふらふらしてコロナにかかったら許さんと言っている。

でも。でも。二人がサマージャンボ宝くじを銀座や新宿で買っているのをわたしは知っている。どういうこっちゃ。






なんてこった!

2020-02-27 13:47:39 | 美術館・博物館
冷静に考えればわかったことだけれどもども。仕方のないことだと理解はしているけれどもども。

東京国立博物館が今日から3月16日まで休館となった。

会期終了まで10日余りあった、「出雲と大和」も中止。こんなことなら、とっとと行っておけばよかったよう。

国立科学博物館もトーハク同様で休館らしい。ミイラ展観に行っておいてよかった。

上野の森美術館はまだ休館していないけれど、今後は開催直前で延期・中止する可能性もあるとのこと。そうだよねぇ。

国立新美術館も今日のところはまだ大丈夫みたいだからブダペスト展、さっさと行かなくちゃ。あー、忙しいなぁ。

あー、もったいない。観に行きたかったよう。やっぱり、あれだ。できることを先延ばしにしちゃいけないってことだ。1つ、勉強をした。


ミイラの作り方

2020-02-18 13:22:45 | 美術館・博物館

日曜日、ミイラ展に出掛けた。科博は未来の科学者ちびっ子でいつも混んでいる。日経新聞によると昨日、埼玉県坂戸市在住の学生さんで40万人を突破したらしい。

科博はたいてい撮影OKかのだけれど、今回は撮影すべてNG。なので、メモメモ。

ミイラには人が作った人工ミイラと、自然にできてしまったミイラがあるそうだ。

今回、1番に感動したのは、学者ミイラ。自分の意志で、学術的探求心からミイラになった人。本草学者とあるだけで、名前は記されていなかった。でも、後世に機会があったら掘り起こしてと残し、子孫が掘り起こしてしたら、見事ミイラになっていたというもの。気合とド根性以外の何物でもない。

説明書きに直前に大量に「柿の種」を食べていたとあって、「柿の種(お煎餅の)なんか食べてたの?」と思ったけれど、柿の種子を食べていたのだね。柿の種子に含まれるタンニンが防腐剤の役割をしたのだとか。それで、皮膚も赤褐色に変色していた。

数珠を持ち正座をしてうつむいている姿。すごい。

ミイラの作り方もメモしてきた。

死後2、3日の後、ミイラ職人の工房に遺体が送られる。職人はアヌビス神の格好をして作業をする。

脇腹から内蔵を取り出して4つのカノポスという壷に内蔵を納められる。人型の壷には肝臓、ヒヒ型の壷には肺、犬型の壷には胃、ハヤブサ型の壷には腸を入れる。心臓は死んだ後の審判で使うので残しておく。

鼻の穴から脳を取り出す。(痛そう)

洗ってナトロン(炭酸みたいな粉)をまぶして乾燥、洗ってナトロンまぶして乾燥を2回繰り返したら、包帯で足先からぐるぐる巻にして出来上がり。出来上がりまで70日。


一人じゃなかったらわたしもこんな風に写真撮りたかった。