ミルキーと待ち合わせ、仕事を終えた弟Aくんに駅まで迎えに来てもらった。
Aくんに、日曜日に病院から電話があったこと、多分メロンを食べさせたことがバレたこと、もしかしたら今日叱られるかもしれないことを車の中で話す。
Aくんにとっては他人事なので、クスクス笑われておしまい。
今回は細心の注意を払い、うまくやるつもりだけれど、もしものことを考えて、また追われたら怖いので面会の受付票はAくんに記入してもらった(^_^;)
7時過ぎに病室へ着いた。途中、ナースステーションの前を通ったけれど、出払っていて誰もいなかった。よしよし。
日曜日にはなかった歩行器がベッド脇にあったから歩く練習をしたのかもしれない。
夕飯は終わっていて、テーブルには洗面器と歯ブラシ、コップがあった。お母さんは動けないからベッドで歯磨きだ。
お母さんはミルキーが来たとのだから大喜び。いくつになっても孫は可愛いのだろう。
この春から勤め始めているけれど、お母さんの中ではミルキーはまだ大学生。ちゃんと大学へ通っているかとか、勉強しているかとか、試験は大丈夫かと何度も聞いていた。
ミルキーが、ケーキ作ってきたけど食べる?と聞くと、食べる食べる!と。
ベッドを起こし、カーテンをきっちり閉めて、こそーっと。みんなで食べる内緒のケーキは美味しい。
「ばあば、美味しい?全部ミルキーが作ったんだよ」
「これミルキーが全部作ったのか?たいしたもんだ、美味しいよ」
ばあばに褒められて照れるミルキー。わたしは生まれた時には祖父母は四人ともいなかったので、じいじ、ばあばとの繋がりはよくわからないけれど、きっと良いものなんだろう。
なんとなく写真を撮ってみた。お母さん、本当に嬉しそうだ。Aくんは熊みたいだ。83キロくらいあるらしい。
もう一度歯磨きをしてもらって、ケーキの残骸が残っていないか確認して帰った。誰にも見つからなかったぜ!
なんだかんだ40分ほどいたのだけれど、看護士さんを1人遠くに見かけただけ。
お手洗いを探して廊下を歩いていたら他の病室からわたしを見かけた入院患者さん二人から「すみませーん」と声を何度も掛けられた。きっと、人手不足なんだろうなぁ。
看護士さん、お世話になります。夜勤お疲れさまです!