休眠しました。

mem-papaのきままな自分用メモ帳
13年目に突入
固いこと柔らかいことそのとき

RAMONES

2013-01-14 16:12:40 | roadbike (item)
hata2772さんのお店でコメンサルのクロモリハードテイルっていいの?的に
お話を伺いました。
帰宅してからネット検索してみると、なるほど~MTB未体験ですがいろいろ
と魅力がわかってきました。自分用リンク(安全だとは思います(1)(2)、(3)
たちまちオレンジ色のフレームの虜になっています。
少量生産なのですぐ引けなくなりそうですね。
MTBだと自宅から20秒程で森へ行けるし楽しさ広がりそうだなぁ…夢は広が
るのですが、先日の財務大臣の反応は思わしくありませんでした(笑

消えたヨウ素131を追う

2013-01-12 22:36:28 | Electric power supply
NHKスペシャルのシリーズ東日本大震災
空白の初期被ばく
~消えたヨウ素131を追う~

前回の独自に十分な情報収集と学習のあと
風向きの測定、状況判断のアクションで
ヨウ素剤を服用することをすすめたNHK
証言記録第9回 三春町 葛藤と決断の4日
のと同様によく詳細を伝えていた。

リンク先には以下
--------------
福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。しかし見過ごされている被ばくがある。事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。ところが今回はいずれも行われなかった。その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。
--------------
とあるように冒頭は枝野さんが健康影響はほとんど無いと説明してい
る画が出ていて、それはあたかも知り得る範囲の正確なデータと予測
されるリスクを素直に説明して混乱したら収拾がつかなくなると官僚
が頭の中で唱えて無限ループするゆえの国民の判断力をみくびった上
での欺いた発言のように見えてしまう。「とりかえしのつかないこと
になる」とは、あなたがた個人や組織の地位を維持するうえでのとり
かえし…ではないのになw

今回、内部被爆量がよくわからなかった(またデータ的にも線量反応
関係の推定には今後の研究が必要である -「放射線および環境化学物
質による発ガン」佐渡敏彦/福島昭治/甲斐倫明編著 -
 )
乳幼児の調査を国が調査することを取りやめた理由には甲状腺部位でヨ
ウ素131だけを検出する装置は巨大で持ち運びが難しく、子供達を遠距
離移動させるのは負担が大きい、また追跡調査された子供達が謂われな
き差別を受ける可能性がある…ともっともらしい理由が述べられていた
が、床次教授のチームは浪江町でコンパクトな機器でそれを成し得てい
た。笑ってしまった。

科学的データがなければ賠償で因果関係を立証することも困難だろうし
その線を狙ったとも思えるし、もしそこまで悪意がないのであるならば
現地から離れたオフィスの机上でご都合よく決められた内容なのだろう。

事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証と
いうのも前出の「放射線および環境化学物質による発ガン」によれば
統計的に説明づけできているレベルであり、実際には半減期8日の物質
がなぜ乳幼児ではその20年後にガン化するのかというメカニズムにつ
いて「体内でヨウ素131が他の物質と化学的に結合して影響する可能性」
とか、あるいは内部被爆での個別の発症について「個体ごと、器官ごと、
器官(甲状腺)の中での細胞ごと、sensitivityが異なる理由」等、外部
被爆のようにこれだけ線量を浴びるとこうなるという結論に至るには、
わからないことが多いのが実態であるのだとか。

ロシアはチェルノブイリの事故後、内部被爆について追跡調査はしてお
り、それすら取りやめていた日本というのはなんだか恥ずかしい。
事故時の風向きだけが重要なのに平均の風向きに何か意味があるかの
ように資料を作成し、放射能プルームについて地形を考慮しないで、
原発から距離が離れるほど濃度が平均して薄くなるように計算していた
り、原子力規制委員会の拡散シミュレーションの欺き加減は
今にはじまったことではないですが
ヨウ素配布は必要な状況にならない」という原子力規制委員会
の田中委員長の返答は、これまたただ、そのような状況想定を今のと
ころする必要はないのだという話でしかなくてあきれてしまう。
その前に公表すべき情報を今後とも公表できそうにない組織なのでは?

三春町のばあいはヨウ素剤を服用させてしまったときの副作用の問題
と、ヨウ素131放出について公表データのない状況で仮に内部被爆し
たばあいのヨウ素剤を与えなかったリスクとを秤にかけて悩み討議を
重ねた末、町長決定として自主判断をしていた。県のある担当者が
「とりかえしのつかないことになるからやめるよう」言ってきたらし
い。思考回路がよくわかる…何が最重要かの認識が違っている。

三春町は観測結果的にももっともヨウ素131濃度が高いタイミングを
見計らって服用を指示できていた。(効力は時間限定でありタイミン
グが外れると意味がない)小さい現地の組織のほうがずっと機動的に
判断できるのだという良い例だと思う。
国や県は自治体に勝手に判断させたくない様子だが、ならば情報公開
について、また個別の地域についてそれが数十という単位で同時進行
する中で地域ごとの最適な服用タイミングの判断をどこかでできるの
かということについて、仕組みもないのに体面だけ整えるなと思う。
これを国ができると想像するとSPEEDIによるヨウ素131拡散シミュレ
ーションをリアルタイムに公表して、○○町の住民は本日○時に服用し
てください的な指示ができるという話でありまるで期待できない。
それならば指示不要。情報開示だけで服用は自己責任で結構。