ある作家の小説を探しに行って、ついでに売れている本でおもしろ
そうだったので「嫌われる勇気」買い。帰宅して読む。
フロイトの原因論と対比しても目的論は明るくていいですね。
いい点は皆さん沢山書かれているので気になったとこだけメモ
します。
「自分の誤りを認めること」=負けを認めること、というように
私は正しいと思った時点で権力争いに足を踏み込むことの間違いとか
承認欲求の否定→課題の分離というところが素直に読むべき価値を
感じて面白かった。個人で完結なんだけど、上記のポイントなど
知らないと「えっ?」周囲の違和感もあるのでチームで文脈共有で
きるとよりいいかも。
岸見さん言うように何年もかけてこそ深い意味が見えそう。
フランクルと接点あったと宮台さんの話で知りなるほど共通点を感じた。
個人的にはOSHOやholsteeのマニフェストもつながる感覚あります。
(OSHOは…反対なとこも相当ありますね)
ただ青年と哲人の会話は、例えば承認欲求の説明にしても、それ
が組織とかチームでの適用となると?という視点にいかないのが
読んでてまどろっこしいというか、そこで結論出しててもあまり
実効性ないというか・・なんかそんな感想を持ちます。
競争相手=敵じゃないとか、比較は自分についてのみ意味がある
とか、何にとって善いか?とかスタートにするにはすばらしいな
と思うのだけど。上にも書いたけど文脈共有されなければ単に排除
されかねないよねw
一般的に企業は「評価」というアメとムチでモチベーションを引き
出そうとするし、そこはまさに能力のすぐれたものが能力の不足す
る人の目標と行動について「操作」することなのであって横の関係
ではないですね。小池龍之介氏いうところの支配欲は容認されるの
が企業活動なので、そーいう意味でもベクトルが180度反対。
生命全体とか人類全体を共同体として考えると、とか遠大な視点か
らそこを眺めると、そうじゃないよねという視点、メスの入れ方。
普段の生活で感じている現実感覚は数年もすればガラッと変わるも
の。今は理想論に思えても、時間軸で息の長い…おそらく100年後
でも目標たりえる視点は意味があるのでしょうね。
天気考えないで夕方になったら雨。
あてが外れてしまいました。
こんな天気は去年の今頃も同じだった気がするので
タイミングを見失わないようにしなければw