スポーツメンタルトレーナーの小噺

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プロ野球オールスターゲーム

2004年07月11日 | 野球小噺
 球界再編が水面下で進む激動の中プロ野球のオールスターゲームが行われました。オールスターゲームはチームの勝敗というより個と個の対決が注目されることが多かったのですが、今年はもう少し緊張感のある緊迫したゲームになっていたと思います。
 第一戦では、フジテレビの演出だと思いますが、歴代の有名選手である江夏豊・山田久志投手、バース・ブライアント選手がそれぞれ現役選手と対戦するアトラクションが行われました。特に引退してからだいぶ時間が経っている江夏・山田両投手のボールをなかなか打てず苦労している現役選手が観れて楽しめました。
 第二戦では、なんと言ってもSHINJO選手!予告ホームランの後にセーフティバントをやったり、オールスター初の単独でのホームスチールを決め、2本の二塁打を打つなどアピール度満点でMVPを獲得しました。僕は、実力があるのに日本のプロ野球ではその実力をあまり発揮できていないSHINJO選手にもどかしさを感じていましたが、それは日本のプロ野球の環境のせいだったのでしょうか?このように制約をあまり受けない試合では彼はやはりスターとしての輝きを放っていると思います。僕は野球というスポーツは団体競技でありながら多分に個人競技の要素を持っていると思います。もっとペナントレースでもワクワクするような個と個の戦いが見られれば、スター選手も出てくるだろうし、ファンも楽しい見所が増えて観客動員にも良い影響を及ぼすのではないでしょうか。日本プロ野球の曲がり角にある今、SHINJO選手の活躍が何かを訴えていたように思えてなりません。