スポーツメンタルトレーナーの小噺

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大相撲名古屋場所

2004年07月18日 | その他スポーツの小噺
 横綱朝青龍が結びの一番で大関魁皇を寄り切り、4場所連続8度目の優勝をしました。ここ一番の勝負ではより集中力が高まるようで今日も見ていて負ける気がしませんでした。優勝決定戦を見たい観客の対戦相手の魁皇への声援の大きい中、本当に素晴らしい集中力でした。中日には取り直しの末に琴ノ若を切り返しで破り、土つかずの8連勝で勝ち越したのですが、最初の取り組みでは琴ノ若の投げに完全に裏返しにされ背中から落ちかけたのにもかかわらず、落ちる瞬間に相手にしがみつくような形の驚異的な粘りで奇跡的にこらえました。軍配は相手に上がったのですが物言いがつき、琴ノ若の手が落ちるのと同体と判定され取り直しに。もうこの時点で朝青龍の勝利が決まったようなものでした。集中力に加え、この勝利への執念。横綱になったばかりの時のような言動は見られなくなり、朝青龍は大横綱への道を着実に上がっていっている気がします。