15年刊、サブタイトル「バッシング、いじめ、ネットリンチ」
59年生まれ、精神科医、日本で初めてADHDの外来を開設した。
考え方も好きで多数読んでいる。幅広い視点から分析。
読みやすい。映画、ドラマ、音楽など私が知らないミュージシャンも
登場した。政治家たちも多数。
9年前だが、今のネットリテラシーを予測している内容。
〇ネット、匿名で誹謗中傷。04年イラクの人質は異常なバッシングを受けた。
「本質的に私たちは人の不幸や残酷さをみたいのだ」
~戦争なら、ナチスの本質は、優性思想以前に殺害という残酷さを
したかった、みたかった。
〇ネット住民は、バッシングすべき対象が見つかれば、相手は誰でもいい。
他人を攻撃することが心地良いのだ。バッシングは凶器。
~このブログでもいた・・どこにでもいる暇な人。
〇騒動が収まればいいだけ、日本行政の基本姿勢が問題。
いったん、収まると終わり。背景にある問題はそのまま忘れてしまう。
ジャーナリズムは冷静に対処し、問題点を指摘すべき。
旬ではないテーマは、すぐに忘れられる。
日本のマスコミ、国民意識の現状。
20代の4割が悪意ある投稿をしたことがあると回答。
マスコミ、ネット管理者により、騒動が起きるように
誘導されているケースもある。
日本人独特の特性感性が関連している。
クレーマーという言葉は90年代の終わりにできた言葉。
ネットはプライバシーを暴かれ、人生を棒にふるための装置になっている。
~9年前の予言のよう。私も感じる。私はスマホは連絡しか使ってない。
〇相手が近いほど、嫉妬は生まれる。
日本人は嫉妬心を持ちやすい国民。
均質性の高い日本人、微差が目につきやすく、成功は敵をつくりやすい。
不寛容は、現代の日本社会を特徴的に表している。
日本と欧米の顕著な差は、宗教が社会の規範になっているか否か。
欧米では今でもキリスト教がインフォーマルな社会的ネットワークを
築く基本。絶対的な神の存在。
~その通りと思う。キリスト教だけでなく、イスラムなど国により
違うが、根底に信仰がある。
もちろん今は教会へ行かない人もいる。
が、日本人と違い、神、は存在する。
多くの日本人はどんな神でも、その時、その場の行事としての神でしかない。
〇日本式の道をはずれ非常識な個人は排斥、非難されやすい。
再出発も厳しい。
雅子さんについて。初めは適応障害。10年以上継続は考えられない。
男児を生むプレッシャーなど色々あった。かといって離婚はできない。
環境が好転せず、長い治療になった。
慢性鬱病か気分変調症という病名になる。
医師団といっても名は公表はされず、ほぼ大野主治医一人でみていると思う。
~上皇后は男児を二人うめた。それでも失語症など体調をくずした。
皇室に暮らすこと。宮内庁、皇室がどれほど、厳格かがわかる。
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