獣医の話、第1回(全8回)
今日は、
・副食について
・栄養剤について
・ダイエットの方法
です。
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副食について
体重のコントロールは、
副食(おやつ、野菜、フルーツ)で出来る。
痩せてる時は、甘い葡萄やバナナで太らせることが出来る。
太っている時は、野菜を多めに食べさせればいい。
これらは、食べられるレパートリーを
広く持っているからこそ出来ることなので、
離乳食時代(生後半年くらいまで)に、
色んな副食の味をしっかり覚えさせること。
この時期を逃すと、なかなか副食を食べなくなり、
場合によっては、5歳を過ぎた辺りから
栄養障害が出てくることもある。
副食のうち、
野菜は毎日違う種類のものを、複数。
その時その時で、何が必要なのか分からないから、
数打ちゃ当たる戦法で、
毎日出来るだけ複数種類与える。
毎日複数やっていても、同じものならあまり意味が無い。
果物も、果肉部分を与える。
農薬が残留している皮の部分はしっかり剥いて。
使われている肥料や土壌などが片寄らないよう、
時々スーパーも替えるといい。
禁忌はアボガド。それ以外なら何でも与えて。
よくネットに、あれはダメ、これはダメと書いてあるけど、
みんな、気にしすぎ。
毎日そればっかりやってればおかしくなるかもしれないけど、
冷蔵庫に何もなければほうれん草でも可。
単発で与えるくらいなら、何もやらないよりマシ。
ねぎやごぼうを与えてもすぐに死ぬわけじゃないけど
ほうれん草を含め、適してる野菜が他にもあるよね?って話。
ただ、サトイモやモロヘイヤなど、粘りのある野菜は
喉に詰まる可能性があるので、与えない方が無難だろう。
水分の多いレタスだって、食べられるようにしておけば、
いざダイエットをするようになったら役に立つんだから。
主食がペレットでも副食は必ず与えて。
私の(先生の)鳥は、ペレットだけで羽色が悪くなっていった。
飼主は、たとえ鳥がいくつになっても、
副食を食べるように仕向けていく努力はするべきだろう。
ただ、食生活の改善をしようとして、
野菜を食べないからと飼主がイライラしてると、
それだけで鳥は精神的ストレスを感じる。
追い詰められるような。
だから、ゲームのようにして、
食べなくてもいいけど食べてくれたらいいなー
というような努力はしていった方がいい。
栄養剤について
栄養剤は過剰症が怖いので、
うちでは、老鳥で、この先、新たに副菜を覚えさせるのも
ストレスになりそうな鳥にだけ、処方している。
野菜や果物をしっかり食べる子なら
栄養剤は全く必要ない。
売る方も商売だから、あれやこれや言うが、
必要なものを取捨選択できる目を持って。
栄養剤は自然のものと違い、
飲んだ分だけ全て吸収されてしまう。
過剰症の問題はとても重篤。
欠乏症と同じ症状が出て見分けがつきにくい上、
蓄積しておかしくなっているのに
それを取り除くことができない。
D3過剰症は死ぬし、EやAの過剰症も神経症状が出る。
ダイエットの方法
・野菜で底上げする
鳥は、朝と、夕方寝る前によく食べるので、
主食を食べる前に野菜を与え、摂取カロリーを抑える
・シード食ならカナリーシードを抜く
カナリーシードについては、次の記事をお読みください
・よく飛ばす
ダイエットのために野菜を多めにあげていて、
よい体重まで落ちてきたら、
野菜は、毎日一口ずつ食べればよく、あとは外してしまう。
以下は、鳥の病院で貰った資料です。
もし、画像が大きすぎて右端が読めない場合は、
一番下にあるスライドバーを少し右にずらしてください。
または、画像の上で右クリック→名前をつけて画像を保存で、
パソコンにダウンロードしてからお読みになっても良いかもしれません。
お手数をおかけします・・・。
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次回は、第2回「カナリーシード考」です。
今日は、
・副食について
・栄養剤について
・ダイエットの方法
です。
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副食について
体重のコントロールは、
副食(おやつ、野菜、フルーツ)で出来る。
痩せてる時は、甘い葡萄やバナナで太らせることが出来る。
太っている時は、野菜を多めに食べさせればいい。
これらは、食べられるレパートリーを
広く持っているからこそ出来ることなので、
離乳食時代(生後半年くらいまで)に、
色んな副食の味をしっかり覚えさせること。
この時期を逃すと、なかなか副食を食べなくなり、
場合によっては、5歳を過ぎた辺りから
栄養障害が出てくることもある。
副食のうち、
野菜は毎日違う種類のものを、複数。
その時その時で、何が必要なのか分からないから、
数打ちゃ当たる戦法で、
毎日出来るだけ複数種類与える。
毎日複数やっていても、同じものならあまり意味が無い。
果物も、果肉部分を与える。
農薬が残留している皮の部分はしっかり剥いて。
使われている肥料や土壌などが片寄らないよう、
時々スーパーも替えるといい。
禁忌はアボガド。それ以外なら何でも与えて。
よくネットに、あれはダメ、これはダメと書いてあるけど、
みんな、気にしすぎ。
毎日そればっかりやってればおかしくなるかもしれないけど、
冷蔵庫に何もなければほうれん草でも可。
単発で与えるくらいなら、何もやらないよりマシ。
ねぎやごぼうを与えてもすぐに死ぬわけじゃないけど
ほうれん草を含め、適してる野菜が他にもあるよね?って話。
ただ、サトイモやモロヘイヤなど、粘りのある野菜は
喉に詰まる可能性があるので、与えない方が無難だろう。
水分の多いレタスだって、食べられるようにしておけば、
いざダイエットをするようになったら役に立つんだから。
主食がペレットでも副食は必ず与えて。
私の(先生の)鳥は、ペレットだけで羽色が悪くなっていった。
飼主は、たとえ鳥がいくつになっても、
副食を食べるように仕向けていく努力はするべきだろう。
ただ、食生活の改善をしようとして、
野菜を食べないからと飼主がイライラしてると、
それだけで鳥は精神的ストレスを感じる。
追い詰められるような。
だから、ゲームのようにして、
食べなくてもいいけど食べてくれたらいいなー
というような努力はしていった方がいい。
栄養剤について
栄養剤は過剰症が怖いので、
うちでは、老鳥で、この先、新たに副菜を覚えさせるのも
ストレスになりそうな鳥にだけ、処方している。
野菜や果物をしっかり食べる子なら
栄養剤は全く必要ない。
売る方も商売だから、あれやこれや言うが、
必要なものを取捨選択できる目を持って。
栄養剤は自然のものと違い、
飲んだ分だけ全て吸収されてしまう。
過剰症の問題はとても重篤。
欠乏症と同じ症状が出て見分けがつきにくい上、
蓄積しておかしくなっているのに
それを取り除くことができない。
D3過剰症は死ぬし、EやAの過剰症も神経症状が出る。
ダイエットの方法
・野菜で底上げする
鳥は、朝と、夕方寝る前によく食べるので、
主食を食べる前に野菜を与え、摂取カロリーを抑える
・シード食ならカナリーシードを抜く
カナリーシードについては、次の記事をお読みください
・よく飛ばす
ダイエットのために野菜を多めにあげていて、
よい体重まで落ちてきたら、
野菜は、毎日一口ずつ食べればよく、あとは外してしまう。
以下は、鳥の病院で貰った資料です。
もし、画像が大きすぎて右端が読めない場合は、
一番下にあるスライドバーを少し右にずらしてください。
または、画像の上で右クリック→名前をつけて画像を保存で、
パソコンにダウンロードしてからお読みになっても良いかもしれません。
お手数をおかけします・・・。
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*
次回は、第2回「カナリーシード考」です。