魔法少女リリカルなのはA's 11話感想(ネタバレ有

2005-12-20 03:14:03 | 魔法少女リリカルなのは NANOHA
リリカルなのはA's 感想 第11話
「聖夜の贈り物」

さらに激しい攻撃を行う闇の書。
消えたフェイトは?そして、はやては?
崩壊を始めた海鳴市を前に、全てを護るため<なのは>は戦う。
そして、レイジング.ハートの最終モードが目覚めます。


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○「永遠」の夢
「お早う、フェイト」
目覚めたフェイトは驚く。
なんとベッドの隣にはアリシア、小さいアルフがいて、乳母リニスまでもがいます。
朝食の席にはプレシアまでもがやさしい言葉をかけてくれます。
アリシア、フェイトより小さいのにお姉さんって...ああ、これは亡くなった年齢のままなんですね。
それにしても、プレシアに優しくされても、前作での記憶から、甘えられない。
「ここは私の欲しかった時間だ...」
そして家族で買い物、そんな当たり前の風景に泣き出してしまうフェイトが悲しい。

おそらくこの世界は「闇の書」が、フェイトの記憶から作り出した世界なんでしょう。
幸せな夢は「闇の書」の慈悲だったのでしょうか?

○眠らないはやて

一方、はやては眠っていませんでした。
眠れば全てが望みのまま、思い描いた生活が手に入る。
「健康な体も、ヴォルケンリッター達との暮らしも」
優しく「闇の書の意思」は語り掛けます。

以外でした。
てっきりヴォルケンさん達との生活を、夢見てると自分は思っていたのですが...
予想では、取り込まれたフェイトが、目を覚ますきっかけを作るのだろう、くらいに考えていました。

○発動!エクセリオンモード
はやてに対する優しい態度と反比例するように(笑)なのはに殴り掛かる「闇の書の意思」
もの凄いギャップです。
しかし、なのはも負けていません。
「ダダっ子ですが、話しが通じそうだから、まだやらせてください!」
フェイトが吸収され、折れかけた心も、エイミイさんによって生存の確認が取れたおかげで大丈夫、まだまだやる気。
多分なのはの「話し合い」=「魔法攻撃」だろうけど(笑)

「お前も、もう眠れ」
「いつか眠るよ。でも、今じゃない」
どこの小学生がこんな台詞いいますか?...やはり武闘家の血なのか?なのはさん(笑)
そう言ってはみたものの、今のままでは強固な障壁に攻撃は通らない。
最大の魔法<スターライトブレイカー>の発射タイミングを探るも、相手に読まれている。
そんな手詰まりの状況で、レイジング.ハートは「エクセリオンモード」への移行を進言。
「制御の難しいエクセリオンは、フレーム強化前の使用は危険」
反対するなのはも、レイジングハートの必死の訴えに、ついに決心します。

「レイジングハート、エクセリオンモードドライブ!」
レイジングハート変形、さらに鋭角的になった姿は!?
しかし、闇の書も呪文を唱えます。それはここにいないフェイトの最強呪文。
「フォトンランサー.ジェノサイド シューティング」
不気味に光る数百(数千?)の光の矢。

「アクセルチャージャー起動!ストライクフレーム」
さらに、輝く4枚の光の翼が展開します。
また砲撃か?しかしなのはの行動は「闇の書の意思」には(もちろん見てるこっちも!)全く予想外のでした
「エクセリオンバスター!ACSドライブ!」
砲撃ではなく、突貫。つっこんだーっ!
「まさか」
相手のシールドを突き破ってゼロ距離、カートリッジ3発の魔力を叩き込む!
「ブレイク、シューーート!」

轟音

煙の中から現れた「闇の書の意思」は...健在。
しかし、ソレを見たなのはもつぶやきます。
「まだまだ、がんばらなくちゃだね」
...二人、強過ぎですよ(笑)

○聖夜の贈り物 はやて

はやては、ままなならぬ運命を嘆く闇の書の意思に語り掛けます。
「それはただの夢、こんなのあんたも望んでない。望むように生きられない悲しさ、辛さは私にもわかる、でも忘れたらイカン」
かの女だから言える言葉。
「今の管理者は私や、だから名前をあげる」

いやーほんと、見くびっていました。
元から強かったのか、それとも不自由な境遇が造ったのか解りませんが、彼女の強さは本物でした。
闇の書に出会った事で起こった、この状況さえ、彼女は変えてしまうのですね。

「ゴメンなのはちゃん、この子を止めてくれる?」
しかも外のなのはと会話出来た時も、なんと彼女は、なのはを恨んでいませんでした!
目の前で、<偽なのは>であったとしても、愛するヴォルケンを消した相手なのに。それもまったく意味をなさなかったのは驚きです。

「夜天の主の名において、汝に新たな名を授ける。
「強く支える者」
「幸福の追い風」
「祝福のエール...リイン.フォース」

なのは、フェイトは『戦士』とするならば、彼女は本当に『主』なんですね。
人を引きつけ、いつの間にか上に立っている者。つくづく『将の器(うつわ)』なんだなあと思いましたよ。

○聖夜の贈り物 フェイト
「ごめんね、でも私は行かなくちゃ」
フェイトはアリシアに別れを告げます。ここはいるべき世界じゃないから、と。
「外で待っている、優しくて強い子達がいるんだよね」
アリシアも悲しみながらも、フェイトの目覚めを応援し、消えてゆきます。
「現実でも、お姉さんになりたかったな」
そう言い残して。

あ~泣ける。
ここでフェイトを引き止めるために、アリシアが攻撃とかしないのが「リリカルなのは」
みんな優し過ぎますよ。

フェイトはアリシアから受け取った贈り物...魔仗「バルディッシュ」を手にします。
「いい子だ、バルディッシュ...ザンバー.フォーム」
かけ声とともに先端が二つに割れ、エネルギーの刃が長く伸びたその姿は、巨大な剣。
「疾風迅雷、ブライトザンバーー!」
漢字四文字はシグナムの「紫電一閃」の影響か?(笑)
その一振りは闇の書の造った次元を、まるでガラスのように粉々に破壊します。

○さっすがユーノ君!
はやてとなのはの会話により、闇の書のプログラム本体と、攻撃プログラム分離を実行しようとする事を知ったユーノ君。
内部の二人助けるため、なのはにアドバイスします。
「どんな方法でもいい、全力全開、魔力ダメージでぶっ飛ばせ!」
「さっすがユーノ君、わっかりやすい」
「エクセリオン.バスター、フォースバースト、ブレイクシュート!!!」


え~っ!(笑)
外から揺さぶりを掛けて、戦闘プログラムに負荷をかける。その間にはやてが本体と、反撃プログラム(改悪部分?)を切り離し。
さらにフェイト達の脱出(アクセス)をしやすくするって解釈でいいんですか?
まあ、とりあえずなのはには伝わったみたいだし、さすが師匠の名は伊達じゃないね。
某Qちゃんなマラソンランナーと、コーチを思い出しましたよ。

収まった爆風の中から、無事脱出したフェイト。
うんうん、ヨカッタ。
はやての姿が見えないけど、闇の書と共に転移したようだし、ま、だいじょうぶでしょ。
(次回予告もそれっぽかったし)
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残り後2回。
次回はラストバトルのようです。

なんだか凄い事になってるラスボスは?
空に輝くヴォルケンリッターの紋章は復活の兆しなのか?
レイジングハートは大丈夫なのか?
はたして、次回、アルカンシェルと、クロノ君(+デユュランダル)の出番はあるのか?楽しみです。