8月1日から飲まず食わずの日が続いておりました。
スポイトでの強制給餌、強制補水も嫌がり、打つ手がありませんでした。
病院からは経鼻チューブを付ける方法もあると言われていましたが、きっと嫌だろうな...というのと、空腹感は満たされるが腫瘍がどんどん大きくなり、結果的に辛い状態を長引かせてしまうのではないか...という懸念から経鼻チューブは入れませんでした。
このまま看取ろうと決め、7日が過ぎ、14日が過ぎ...
最初はウエットティッシュで1日に何度も身体を拭いて耳を濡らしてという事をしていましたが、5日目に霧吹きという手があると気付き、それからはウエットティッシュ+霧吹きで口元や身体を湿らせるようにしていました。
一昨日夜、とても辛そうで、この時始めて「ニャー!」と鳴いて私に訴えてきました。
辛いんだな...って思いました。
「明日病院へ行こうね...」
って言いました。
翌朝、風呂場に見に行くと、まだ頑張っていました。
「病院へ行こうね...」って言ってたのに、なんとなく連れて行けないでいた...
そして他の方のblogを読んでいたら、ポカリスエットを倍に薄めて飲ませていた、それとチューブのエネルギーで1ヶ月弱もったと言うのを見て、早速ポカリを買って来た。
給餌用のシリンジや小さめのスポイトではダメだったので、激細のスポイトにポカリを入れ、時間をかけてちょーっとづつ歯の隙間から入れていった。
先に角度が付いているので斜めに噴射できる。
このスポイトがあってとても助かった
すると...
こんなに蘇った
ポカリ(又は水)をこの様にあげていたらもう暫くは生きられると思った。
でも、こんなにグッタリして初めて時間をかけて口の辺りを触ったり見たりする事ができ、下の顎は腫瘍でボッコリ膨らみ、硬くなっているのが分かった。
口の中も大分腫瘍が大きくなっていた。
この2日位喉が苦しそうな感じにしていたので、腫瘍が喉を塞ぎ窒息する方が早いのではないかと思った。
窒息で苦しんで死なせるのも、餓死(脱水)を待つのももう嫌だったので、やはり安楽死しか無いのか...と思った。
そして今朝...
昨日と同じ様にポカリスエットを飲ませようと口に含ませたら、ポタポタ...と血が垂れた。
これで気持ちが決まった。
家で看取ってあげたいという思いがあって、なかなかそういう決断ができないでいましたが、もうこれ以上苦しい思いはさせられないと安楽死させる事を決めました。
病院へ連絡し、午前の診察の最後の方に予約を取りました。
キャリーカートにしげちゃんを乗せると、今までになく弱々しい声で「アーン」「アーン」とずっと鳴いていました。
やっぱり病院嫌なんだね...
一瞬戻ろうか...とも思いましたが、しげちゃんの鳴く声を無視して病院へ行きました(何時もの事だが...)。
この決断が正しかったのかは分かりません。
血が垂れていようが拭きながら最後まで看取った方もいらっしゃいます。
どんなに苦しくてもしげちゃんは家で最後を迎える方が良かったのかも分かりません。
でも、私が耐えられなかった...
「しげちゃん、ごめんね...」
「ごめん...」