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おうち映画(日本)・ゆらり/レイディオ

2024年05月28日 | 映画(国内)
「ゆらり」
2017年
【Amazon Prime Video】

石川県の老舗旅館を舞台に「あの時、伝えられなかった思い」を抱えた人々が、時を超えて家族の絆を取り戻す姿を描いたファンタジー

仕事に忙しい母親にかまってもらうため、父親と狂言誘拐を計画する娘
神さまの存在を信じる息子を育てるシングルマザー
女優を諦めて実家の旅館に帰ってきますが、母親との折り合いが悪い娘
不思議な注意書きが書かれたテレビのリモコンによって、現在、未来、過去で描かれる3つの家族の出来事に奇跡が生まれます

タイムスリップした様に立場が入れ替わった3つの家族が織りなす風景
鍵になるのは「ネックレス」で、3つの家族ではなく3世代の家族の物語ということが分かります

2話めの内山理名さんでウルウル、3話めの鶴田真由さんで涙腺崩壊
家族だから言えないこと、言ってしまうことがあって、優しくできなかったり、傷つけたり
あのときああしておけば…
後の祭りにならないようにしたいけれど、そんなのが人間というものなのでしょう

ロケ地は能登島とのこと
能登半島地震の被害はどうだったのか気になります





「レイディオ」
2020年
【Amazon Prime Video】

映像クリエーター集団「RAPERU」制作のショートムービー

芸人の深夜ラジオを聞くのが趣味の大学生・加藤(加藤隼也)は非モテの冴えない男子で将来は安定の公務員を目指しています
ある日、大学のゼミで同じ番組のリスナーである松岡(松岡美優)と知り合います
少し話しただけで有頂天になった加藤は番組にメール投稿し、読み上げられます
以前からその番組の常連投稿者だった加藤を芸人も応援してくれ、松岡と仲良くなりたいと思うのですが、松岡はゼミに現れなくなります

実は、松岡は命に限りのある病気で入院しており、加藤の投稿メールが生きる希望になっていたのです
松岡の投稿メールと加藤のがそれぞれ番組で紹介され、番組の中で“会話”しているような感じでしょうか
勿論、ラジオネームだし上手くアレンジしてあるので誰が聞いても当人たち以外は2人に面識があるとは気づきません
加藤とのお喋りが楽しく、もっと生きたい、でも生きられないのが悔しい松岡
リアルでは、まさか松岡が死に直面しているとは知らずお見舞いに通う加藤
このごろ、投稿が無いと思い久しぶりに病院へ行ったところ松岡が亡くなったことを聞かされます
年月が流れ、ラジオ作家になった加藤が番組にリクエストした曲は、松岡が亡くなる前にリクエストしたザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」でした

「命」や「生きること」が、平易でわかりやすい言葉で伝わってきます
役者さんの演技力は別にして、一度観ても損はない作品と思います



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