原題 THE BOOKSHOP
2017年 イギリス、スペイン、ドイツ
原作 ペネロピ・フィッツジェラルド「ブックショップ」
1959年、イギリス東部の海辺の小さな町
書店が一軒もなかったこの町に、周囲の反対にあいながらも読書の楽しみを広めたいという願いを胸に、今は亡き夫との夢だった書店を開店した一人の女性、フローレンス・グリーン(エミリー・モーティマー)の物語
長年空家だった“オールドハウス”を買い取り書店を開こうと動き始めるフローレンス
銀行も弁護士も女性の起業を快く思っていないようで否定的な態度を見せますが、亡き夫への愛と本への情熱を胸に書店オープンに漕ぎつけます
最初は閑古鳥の鳴く状態でしたが長年読書に親しんできたエドモンド(ビル・ナイ)が客になってくれたお蔭もあり経営は徐々に軌道に乗り始め、手伝いにクリスティーナという利発な少女が来てくれるようになります
ところが、彼女の成功を快く思わない町の有力者夫人、ガマート夫人(パトリシア・クラクソン)が打てる手全てを使ってフローレンスの『THE OLD HOUSE BOOK SHOP』を潰しにかかるのでした
冒頭、岬でひとり読書をするフローレンス
「読書とは本の中を旅すること」だったかしら?
そのような内容のナレーションから早くもハートを掴まれました
ナレーターが誰なのか、ラストで明らかになります
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、フローレンスの本を愛する心が無事に引き継がれていて嬉しくなりました
ストーリーとは別に目を楽しませてくれたのは
イギリス田舎町の美しい自然風景
フローレンスやクリスティーナの質素だけれどセンスの良い服
傲慢で腹の立つ金持ち、ガマート夫人のファッションもそれはそれで目の保養になりました
期待通りの内容に満足
佳い映画を観ました
原作は勿論、作品中に出てきた本も全部読みたいですっ!
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