双葉文庫
2004年10月 第1刷発行
2016年 7月 第33刷発行
421頁
前科者・伊達秀吉
サラ金の借金に追われる日々
勤め先の工務店の社長を殴り社用車を盗んで逃走
人生を悲観しあれこれ自殺手段を考えていたところ出くわしたのは家出したという金持ちの一人息子・伝助
人生一発逆転のチャンスとばかりに思いついた『誘拐』
如何せん、素人の思いつき
上手くいったのは最初のうちだけ
警察、ヤクザ、チャイニーズマフィアに追われる羽目に陥ってしまいます
そして、何故だか伝助との間には“友情”まで芽生えてしまうのでした
笑いあり、スリルあり、涙あり
桜の季節に読んだのが、本書の印象をより良くしたかも
ラスト5行
もう一度最初から、すべてを始めるには、ちょうどいい場所だ
ひらり
秀吉の肩に桜が舞う
もう一枚
ひらり
泣けました
秀吉の左肩が少し下がっている
表紙カバーがいいねぇ
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