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おうち映画(海外)を5本

2021年11月13日 | 映画(海外)
「スウィング・キッズ」
原題 SWING KIDS
2018年 韓国
【ムービープラス】

朝鮮戦争の最中の1951年
巨済島捕虜収容所に新しく赴任してきたアメリカ人所長、ロバートは対外的イメージアップのため戦争捕虜でダンスチームを作ることにします
収容所一番のトラブルメーカー、ロ・ギス(D.O.)
4か国語を駆使する通訳、ヤン・パンネ(パク・ヘス)
行方不明の妻を探す民間人捕虜、カン・ビョンサム(オ・ジョンセ)
ダンスの実力を持ちながら栄養失調の中国人捕虜、シャオパン(キム・ミノ)
前職はブロードウェイタップダンサーの黒人下士官、ジャクソン(ジャレッド・グライムス)
この寄せ集め5人で「スウィング・キッズ」が結成されます

イデオロギーや人種の違う者たちが混ざり合う捕虜収容所という小さな社会で繰り広げられる争いと、タップダンスを通して別の世界を見つめる5人
弱いけれど非暴力な手段を使って「クソ・イデオロギー」を訴えます

圧巻はクリスマス公演のダンス
ソロで踊るロ・ギスを見つめるジャクソンはカーネギーホールにいるかのような錯覚を覚えます
素晴らしいダンスを披露した「スウィング・キッズ」はアメリカ公演という夢を実現できるのでしょうか

エンドロールで流れる映像の数々に戦争の不条理と残酷さが心に重くのしかかります
     




「スーパーノヴァ 孤独な少女」
原題 MORE THAN ENOUGH GOOD AFTER BAD
2017年 アメリカ
【Amazon Prime Video】

複雑な家庭環境のため、苛めの対象にもなっている女子高校生のシェリー(マディ・ハッソン)
そんな彼女に声をかけてくれたのは黒人でゲイのグレッグ(ダビア)
嫌なヤツと無理して友達になるより自分の趣味で人生を豊かにしたいという彼に共感したシェリーでしたが学校での苛めはエスカレートしていきます
薬物中毒で男にだらしない母親に見切りをつけたシェリーは家出をしますが行先はなくグレッグの車で寝泊まりさせてもらうしかありません
そんな時、声をかけてくれたのが富豪のウェス(ビリー・バーク)で彼の家で暮らすことになります

多感で危うい少女と、過去の出来事で心を開けない後見人の交流を描きます
シェリーの夢はシンガーとして独り立ちすること
邦題に使われている「スーパーノヴァ」はシェリーが作った曲のタイトルで、彼女の心が解き放たれ光り輝く、みたいな内容です
終盤にシェリーが力強く歌うシーンは感動的
全体に地味な作りですが好みです
マディの、動揺すると鼻の穴が膨らむところが可愛らしかった♪
     



「ハミング・バード・プロジェクト 0.001秒の男たち」
原題 THE HUMMINGBIRD PROJECT
2018年 カナダ、ベルギー
【WOWOWプラス】

株取引で年間500億円以上の儲けを手にするため、カンザス州にあるデータセンターとニュージャージー州にあるニューヨーク証券取引所のサーバーまでの直線距離1600kmに光ケーブルを敷きアクセス時間を0.001秒短縮させるというプロジェクトを思いついたヴィンセント(ジェシー・アイゼンバーグ)は従兄弟のアントン(アレクサンダー・スカルスガルド)と共に動き出します
ライバルは2人が勤務していたトレス・サッチャー社
辞められたことに腹は立つし、おまけに社の利益までも奪われそうになった社長は対抗策にやっきになります

ハチドリが一度羽ばたくのに要する時間差で巨額資金の行方が左右されます
ストレスだらけの世界
そりゃ病気にもなるわ…
勢いよく前進あるのみのハミングバードプロジェクトに水を差すエピソードが効果的に挟まれます
印象的だったのはアントンの馴染の店のウェイトレスの素朴な疑問、お金に頓着しない生き方をするアーミッシュの考え方
ラスト、再びアーミッシュの村を訪ねるヴィンセントとアントン
アーミッシュの仕事を手伝い、納屋から2人が眺めるのは『速さ』の真逆、スローモーションがかった雨粒です
心憎い演出でした
      



「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
原題 THE BIG SICK
2017年 アメリカ
【ムービープラス】

パキスタン出身の男性コメディアン・クメイル(クメイル・ナンジアニ本人)とアメリカ人女性・エミリー(ゾーイ・カザン)が結婚に向けて文化の違いによる数々の障壁を乗り越えていくさまを実話をもとに描いたドラマ

人種、文化間のギャップ、偏見、恋愛、家族関係、難病、これらを盛り込みながら軽めに進む物語
パキスタン人同士の結婚しか認めないクメイルの家族
わからなくはないけれどエミリーの両親みたく理解を示して欲しいなぁ…と思いつつエンドロールに流れるご本人たちの写真が本当に幸せそうで良かった~

クメイルの仕事であるスタンダップコメディ、そこで笑うの?の連続で全く理解できません
これも文化、言語の違いからくるものなのでしょうか
     



「めぐり逢えたら」
原題 SLEEPLESS IN SEATTLE
1993年 アメリカ
【BSプレミアム】

トム・ハンクスとメグ・ライアンによるハートフル・ラブコメ

メグ・ライアンの可愛さだけって感じのジ・アメリカ映画でした
邦題の元になっているケーリー・グラント主演の「めぐり逢い」を観ていればより面白く観られたかもしれません
     


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2 コメント

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「めぐり逢えたら」 (小米花)
2021-11-13 11:27:14
懐かしい映画です。ラブコメの女王と言われていたころのメグ・ライアン、好きでした。
日本人には好まれるタイプかな?
返信する
小米花さん (こに)
2021-11-14 16:04:33
そうかもしれませんね。
新しい作品は全く観ていないのですが年を重ねてのラブコメ路線は無理ですよねぇ。
今はどうされているのかしら。
返信する

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