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村薫「リヴィエラを撃て」

2010年01月18日 | た行の作家
1978年-1995年
舞台の9割がイギリス、アイルランド
登場人物もほとんどが外国人
何度も『主な登場人物』を見直して読みました

人間関係と登場人物の立場をしっかり把握しないと面白さ半減

シンクレアが東京での演奏会を終えたあたりからは一気です

日中米英の政治的思惑
IRA、CIA、スコットランドヤード、警視庁
東洋人スパイ『リヴィエラ』というひとつの名前を巡り何人の人間が命を落とせば済むのか


スパイ小説としてのスケールと面白さは勿論ですが

日本の暮らしに安寧を求めながら英語で物事を考える手島
英国流の暮らしにどっぷりつかりながら日本語で物事を考えた手島の父
自分の中に流れるアイリッシュの血に従ったジャック・モーガンやノーマン・シンクレア
リトル・ジャックの将来に思いを馳せる手島とモナガン
このような視点で人物を描いたことでより物語に深みが出ていると思いました


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロビタさん (こに)
2010-08-11 15:48:09
理由はわかりませんが、とりあえず良かったです
これからもよろしくお願いします
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Unknown (ロビタ)
2010-08-11 12:26:44
ようやくトラバできました(笑
返信する
ロビタさん (こに)
2010-08-01 22:22:33
私、そういう細かいところは結構読み飛ばしています
あれ?これって?
でもう一度ページを捲り直すこと屡々

私が送ったトラバも反映されませんね
何か不都合があるのかしら
返信する
Unknown (ロビタ)
2010-08-01 21:58:35
コメントありがとうございます。

先日からトラバ送ってるんですけど、反応しないみたいですね・・・
これで高村薫作品は5作目かな。
分かったことは、そこまで精緻に描写しなくても・・・
と思えるほど細かい説明で、途中でウンザリするのですが、
後でそれがけっこう重要なファクターだったのね、
と気付く。そういうのが多いですね(笑
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