講談社
2010年5月15日 第1刷発行
2010年5月27日 第3刷発行
713頁
ミステリーでもホラーでもファンタジーでもホームドラマでもない
ゆる~い青春小説
主人公は高校生の花菱英一
通称「花ちゃん」
息子を「花ちゃん」と呼ぶちょっと変わった両親と弟の「ピカちゃん」
父親は閉店した写真館を購入、念願のマイホームを手に入れる
ひょんなことから心霊写真の謎を追うことになる花ちゃん
幼なじみで同じ高校に通う秀才でお金持ちのテンコ、テンコの女友達コゲパン
高校の同級生、サークル仲間、先輩
周囲の助けを借りながら3枚の心霊写真の謎を解いていく
過去を写した「写真」に導かれるように語られる
小暮写眞館の持ち主だった老人の過去、戦争体験
花ちゃんが10歳の時に4歳で亡くなった妹、風子への、両親、ピカちゃん、そして花ちゃんの思い
花ちゃんの想い人、薬物中毒の不動産会社従業員の再生と新しい旅立ち
花ちゃんの周囲の人間、大人も子供も皆、真っ当です
プラスのオーラはマイナスをプラスに引き上げるものですよね
読み終わって本のカバーを広げて眺めて
しみじみ「良い物語だったなぁ」と思いました
流石
宮部さん
宮部みゆきさんを検索していてたどり着きました。
私は,主人が買って来ていたのですが、あまりの厚みに持ち運びがしにくくてリビングに置きっぱなしにしていたのを私が、ぱらっと見てみたらあれあれと言う間に引き込まれ読んでしまいました。
笑いながら,またはうるうるきながら読みました。ほんとに心が温かくなる作品でしたね。
すっかり宮部ファンになってしまいました。
それではまた~
訪問&コメントありがとうございます
分厚いですね~
私も一度は本屋さんで躊躇したのですが、やはり読みたい!
素晴らしい作家さんですよね
ところで、ご主人様は読まれましたか?