文春文庫
2011年 5月 第1刷
2016年11月 第20刷
324頁
解説・片桐はいり
映画好き、読書好きな方々にお薦め頂いた1冊
39歳独身・歩
17年間働いた有名企業を退職しますが、まさに辞表を出したその日に父親が倒れ、多額の借金が発覚します
父親の趣味はギャンブルと映画
そのどちらへも半端ない入れ込みようで驚くばかりです
やっかいな父親を抱えて孤軍奮闘する娘の物語かと思いきや、もっとスケールの大きな物語でした
メインは、ネットを通じて父親と親交を深めたアメリカ人男性と父親との友情物語
この二人の映画談議には頷くばかりでした
現実離れしたところはありますがマハさんの温かく優しい視線で描かれた物語のラストに感涙
娘の、名画座の、父親の、家族の再スタートに拍手を送ります
録画してあった「ナイトクローラー」を中断して一気読み
帯には『いちばん好きな映画を、いちばん好きな人と観に行ってください』とあります
私も映画館に足を運んでみようと思いました
でも、一人でネ♪
「フィールド・オブ・ドリームス」と「ニュー・シネマ・パラダイス」を既に観ていて良かった♪
京都はあいにくの雨続きで、桜は1日だけの花見でした(笑)
原田さんの小説は好きで読んでいますが、
この作品は冒頭に仰った通り、映画好きには
たまらない作品となっています。
何度も観たい映画がありますが、この本も
時に触れて読み直してみたい作品の一つです!
URLに僕の記事も入れておきました^^
コメントありがとうございました。
こちらの桜は今日がピークかなぁ。
暑さの中のお花見というのも風情がないような気もしますが、楽しみたいです。
ところで、本書。
最近あまりなかった『どうしても読みたい』で読んで、大大満足でした。
私も本棚に永久保存の1冊になりました。
TB機能はなくなったけどURLに記事アドレスを入れるという手があったのですね!
goo仲間では知られていた?
私は最近映画を見ましたが、面白かったんですけれども、あんな父親は嫌だなあーというのがどうしても引っかかっちゃったわ。
原作だと、そこまで酷くない印象を感じるのかなー。
原作本って言葉がヘンテコでした。すいません。
こにさんが読まれた時は、まだ映画も無かった時なのに。
でもそこらは徐々に薄くなっていったかな。
映画、当初は観たいと思っていたのですがジュリーがイメージではなかったのと山田洋二監督と知って止めました。いつか配信かCSで機会があったら観ようとは思っています。