「クリスマス・ウォーズ」
原題FATMAN
2020年 イギリス、カナダ、アメリカ
【ムービープラス】
何百年もの間、妻とともに雪深いアラスカの森奥深くに身を潜めてきたクリス・クリングル(メル・ギブソン)
クリスの正体はサンタクロースで、近年はサンタの存在を信じない子どもの増加にともない政府からの報酬が削減
クリス経営のおもちゃ工場は深刻な財政危機っから脱却するため米国陸軍から依頼された兵器の製造を受託するまでになっていました
一方、欲しい物を全て手に入れて来た裕福な12歳の少年ビリー
クリスマスプレゼントへの期待を胸に目を覚ましますが彼に送られたのはひとかけらの石炭だけ
怒り心頭のビリーは凄腕の暗殺者にサンタクロース抹殺を依頼します
武闘派サンタと暗殺者の死闘を描くコメディ映画、という珍しい設定が面白そうだったので観たのですが俗っぽいサンタと更生の余地なしビリー少年、殺し屋もイマイチ
コメディとも思えないシリアスな展開
良い子かどうかでプレゼントを決めるのはわかりますけど
少なくとも家族で観る映画ではありませんね
サンタさんは不死身なのかな?
原題は、太った男=サンタさん?
長崎に投下された原子爆弾を連想してしまいましたけど違いますよね?
「ローズメイカー 奇跡のバラ」
原題 LA FINE FLEUR
2020年 フランス
【Amazon Prime Video】
父親が遺した小さなバラ園を経営するエヴ(カトリーヌ・フロ)
人を雇う余裕などなく倒産寸前に追い込まれたバラ園に職業訓練所から派遣された3人の素人がスタッフとして加わることになります
しかし、バラに関して何も知らない彼らはエヴの助けになるどころか足を引っ張るばかりです
そんな中、エヴは新種のバラの交配を思いつきコンクールに挑むことを決心します
バラのこととなると後先考えず突っ走るエヴ
バラのためなら盗みも厭わないのはやり過ぎですが、情に厚く心根が優しく、でも強さも併せ持つエヴ
カトリーヌ・フロらしいキャラでした
スタッフのうちの一人の青年が香りに敏感なことを知ったエヴ
本当は自分のところにいて欲しいし、青年もそうしたいのですが、彼の将来性に期待して他のバラ園を紹介します
彼を見送るシーンはグッとくるものがありました
ケン・ローチ監督の「天使の分け前」を思い出します
よくあるサクセスストーリーですが、それが良かったと思います
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