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辻村深月「かがみの孤城」

2021年10月28日 | た行の作家


ポプラ文庫
2021年3月 第1刷発行
上巻 411頁
下巻 365頁

中学一年の安西こころ
入学早々、クラスメートからの苛めに遭い、学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた5月のある日、自室の鏡が光り始めます
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは城のような建物
そこにはオオカミの面をつけた少女が待ち受け、こころを含め似た境遇の7人が集められており、翌年の3月30日までに城のどこかに隠された鍵を見つけたら願いが叶えられ、見つけられなかったらこの城は消え各自自分の世界に戻る、というものでした
学校の代わりに鏡の中へ通うようになったこころ
他のメンバーとも打ち解け、ここが自分の居場所だと思うようになります

こころの現実の生活と鏡の中の生活が並行して語られます
キツイ現実です
大雑把にいえば鏡の中での体験を通してこころがイジメに立ち向かう強さを手に入れる、という物語ですが、単純な感動ものではありません
7人の共通点と相違点に関しては予想できてしまいました
しかし、それが最後どうつながっていくのか
伏線の回収がお見事!

今回も満足の読書時間でした^^

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2 コメント

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Unknown (latifa)
2021-11-02 12:16:40
こにさん、こんにちは!
これ、いい本でしたよね。
現在渦中にいる少年少女に読んでもらいたいなあ・・って思う内容でした。
文庫版が出てるんですね。

ユーミンのライブの記事も拝見しましたよー
いいなあ!!
死ぬまでに一回は、ユーミンや達郎のコンサートに行ってみたいです。
こにさんは両方とも経験されているなんて羨ましいー
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latifaさん (こに)
2021-11-03 13:10:53
こころの現実世界の辛過ぎることといったら。
担任教師には心底腹が立ちました。
昨今のイジメ報道に接すると、もう一度中学生生活は御免蒙りたいです。

ユーミン良かったです!
今後、ユーミンコンサートはまだチケットが取れそうですが達郎さんはキビシイかなぁ。
でもダメモトで頑張るつもりです(^^♪
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