「離ればなれになっても」
原題 GLI ANNI PIU BELLI
英題 THE BEST YEARS
2020年 イタリア
【ムービープラス】
1982年から2022年を舞台に、時代の波に翻弄されながら出会いと別れを繰り返す男女の愛の行方を描きます
1982年
ローマで暮らす16歳の少女ジェンマ(アルマ・ノース)は同級生の少年パオロと恋に落ち、彼の親友ジュリオ(マルコ・カヴィッキオーリ)やリカルドとともに青春を謳歌していました
しかしジェンマは母を亡くし、ナポリで暮らす伯母のもとへ引き取られることに
1989年
それぞれ教師、俳優、弁護士として社会に出た3人の男たちはジェンマと再会しますが、彼女はまるで別人のように変わっていました
前半から中盤は、4人それぞれの上手くいかない人生に何だかな~と思いながら観ていました
それが終盤、2022年
歳を取ってから再会した4人が、笑顔で抱き合い、良いことも悪いこともたくさんあったけれど、それらを通り越し、一生懸命生きてきたんだ、と語り合う姿に、我が身が重なってじんわり
さらに人生は彼らにとどまらず、彼らの子どもたちに受け継がれていく、で終わります
素晴らしい友情物語でした
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
原題 KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR
1997年 ドイツ
【ムービープラス】
医師から余命宣告を受け、末期病棟の同室になった生真面目なマーチン(ティル・シュバイガー)と奔放なルディ(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)
死ぬ前に海を見ようと病院を抜け出し、駐車場のベンツを盗んで人生最後の旅に出ます
しかし、その車はギャングのものでトランクには大金が積まれていました
怖いものなしの彼らは道中で犯罪を繰り返し、ギャングのみならず警察からも追われる身になってしまいます
生真面目だったマーチンが、ルディの優しさを知り、彼の願いを叶えようと奔放になる
マーチンの変化は見ものだし、ギャングも親分は太っ腹で…
情けないのは警官たち、ってのは笑えます
彼らは海に辿り着けたのでしょうか
ツッコミどころは多々あれど、大変面白いロードムービー
むしろ名作かも、というくらい自分には刺さる作品でした
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