生誕130年 武井武雄展
~幻想の世界へようこそ~
一宮市三岸節子記念美術館
2024年10月12日(土)~11月24日(日)
初めての美術館
名鉄一宮駅下車、名鉄バスに乗換えて15分ほど
自宅を出てから1時間強と思ったより早く着きました
「童画」という言葉を生み出し、今に続く児童文化の礎を築いた芸術家・武井武雄
絵本雑誌『コドモノクニ』に企画段階から加わり、創刊号の表紙絵を描くなど世に認められるようになり、その後「こどもには本物の芸術を与えなければならない」と童画家として独自の創作世界を開拓していきました
武井の故郷・長野県岡谷市のイルフ童画館協力のもと、「童画」「版画」「刊本作品」を軸に原画類やデザインの仕事など、多岐にわたる武井の幻想あふれる世界を紹介します
写真撮影は「刊本作品」のみOKでした
以前、谷口智則さんの展覧会でも感じましたが
文字がなくても絵だけで物語が読み取れるのです
はるばる行った甲斐がありました
あと、武井が名だたる文人らと一緒の写真に村岡花子さん(赤毛のアンの和訳で有名な女性)も写っていて驚きました
岡谷市のイルフ童画館も機会があったら行きたいです
10/21放送の「グレーテルのかまど」は武井武雄の塩ようかんでした
彼が記録した『日本郷土菓子図譜』
全国から集め、食べ、描いたお菓子は169点
一つ一つに記した歯に衣着せぬ感想もユニークで、今はもうない郷土菓子も多く、菓子文化の貴重な記録で故郷随一の味だと描いたのが、諏訪の塩ようかんだったそうです
『日本郷土菓子図譜』の本物を観たかったけれど展示品に入っておらず残念でした
せっかくなので常設展も
美術館の名にもなっている三岸節子さんの作品群
「知られざる人物画ー節子の描いた美しい女性たち」
自画像もありましたがご本人も美しい女性なのです
『コドモノクニ』の装丁にも関わっておられたようです
一宮市三岸節子記念美術館は名誉市民である三岸節子の功績を讃え生家跡に1998年開館されました
かつて敷地内にあった土蔵の中も展示室になっており三岸節子の資料の展示や神奈川県大磯町のアトリエが再現されています
アトリエはかなり乱雑でした(笑)
帰り、バスを待っていたらキンモクセイの良い香りが…
香りに癒されバスの待ち時間も苦になりませんでした
ちょっと雨の日が続いてグレーですが、
その分、ブルーはドジャーズの活躍です!
武井氏の展覧会は今年8月目黒美術館で鑑賞しました。
懐かしさもありましたが、武井氏の交友関係というか、
相関関係に驚きました。古き良き時代だったのですねぇ・・・。
こちらは雨もあがり青空が眩しいです。
ワールドシリーズは今日で決着が着くでしょうか。
昨晩はベイスターズも1勝したし、ヤンキースも必死に向かってくるでしょうね。
武井武雄さん、cyazさんが紹介されていなかったら見落としていたかも、です。
ありがとうございました。
相関図はcyazさんの画像で満足です(笑)
よい機会をとらえましたね。
お名前だけで、画集の一部を拝見する機会はありましたが、
今になって童話作家でもあることを知りました。
かつてブログを通して名古屋にお住まいの方から三岸節子さんを教えていただきました。
私の知る「三橋節子」さんと一字違いというので記憶しましたが深く関心も寄せぬまま…。
美術館としてあるのですね。一宮市、遠いですねえ…。