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北重人「花晒し 北重人遺稿集」

2023年01月13日 | か行の作家


文藝春秋
2012年4月 第1刷発行
268頁

2009年、胃がんにより62歳で逝去された北さん最後の時代小説集です

「秋の蝶」「花晒し」「二つの鉢花」「稲荷繁盛記」
広小路を束ねる元締めの右京が、町の人々の助けを借りながら様々なトラブルに立ち向かう姿を描きます
シリーズ物の予定だったのでしょうか
続きが読みたかったです

「恋の柳」
元武士で、塾を開いていた夫に先立たれ、寺子屋の師匠をしながら一人息子を育てている千嘉
小間物屋の主人に思いを寄せられ心が大きく揺れます

惜しい!
本当に惜しい方を失くしました
北さんと同じく山本周五郎~藤沢周平の後を継ぐ時代小説家といわれていた葉室麟さんも2017年にお亡くなりになりました
悲しいことです



コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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北重人 (todo23)
2023-01-13 16:45:09
本当に惜しい。
全作読了しています。少ないのが残念。
またなにか再読しようかな。

http://todo23.g1.xrea.com/book/wj_kitas.html
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todo23さん (こに)
2023-01-14 13:46:38
喜ぶべきか、ですけど「火の闇」だけ残っています。
再読で北重人さんの世界をしみじみ味わいたいですね。
返信する

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