「MINAMATA-ミナマタ-」
原題 MINAMATA
2020年 アメリカ
【Netflix】
日本四大公害病のひとつである水俣病を世界に知らしめた写真家、ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いた伝記ドラマ
1971年、ニューヨーク
かつてアメリカを代表する写真家と称えられたユージン・スミス(ジョニー・デップ)は現在は家族と離別し酒に溺れる日々を送っていました
ある日、アイリーンと名乗る女性(美波)から熊本県水俣市のチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しんでいある人々を撮影して欲しいと頼まれます
美波と共に日本に向かったユージンが見たのは、水銀に冒され歩くことも話すこともできない子どもたちの姿や、激化する抗議運動、そしてそれを力で押さえ込もうとする工場側という信じられない光景でした
衝撃を受けながらも冷静にカメラを向け続けるユージンでしたが、やがて自らも危険な目に遭ってしまいます
追い詰められた彼は水俣の人々にあることを提案
ユージンが撮影した写真は彼の人生と世界をも変えることになります
冒頭、暗く汚れた部屋で酒に溺れるユージン
ジョニー・デップらしい、いつもの雰囲気です
ところが、写真家としての矜持もプライドも失っていた彼は水俣の地で徐々に本来の自分を取り戻していきます
やはり、ジョニー・デップは確かな演技力を持つ俳優なのです
真田広之、加瀬亮、浅野忠信、国村準ら、日本人俳優の、適当なものは作らせないという意気込みが伝わる渾身の演技も素晴らしかったです
エンドロールで、世界各地の化学物質汚染による公害が紹介されます
MINAMATAは終わっていないのです
「2:22(2017)」
原題 2:22
2017年 オーストラリア、アメリカ
【ムービープラス】
午後2時22分
毎日同じ時刻に同じパターンに沿った出来事が自分の人生に起きていることに気づいた主人公がその謎に迫る物語
簡単にいえば、過去にニューヨークのグランドセントラル駅で起きた三角関係の悲劇が、生まれ変わりの主人公たちに降りかかってくる、という物語
無理やり感は否めませんが、過去が現在に繋がるという好みの作風なのと、主人公役のミキール・ハンスマンと運命の恋人、テレサ・パルマー、美男美女を観ただけで満足でした(#^^#)
『MINAMATA ミナマタ』、ご覧になりましたね!
昨年の僕のベスト15の中の4位に挙げた映画でした。
そもそもユージンの写真が好きで良く観ていたのですが、
ジョニデがこの映画で素晴らしい演技を観せてくれたこと、
そして改めて日本人が忘れてはいけない史実に触れさせてくれたことに感謝です。
>エンドロールで、世界各地の化学物質汚染による公害が紹介されます
MINAMATAは終わっていないのです
仰る通り終わってはいないのです。
日本人が決して風化させてはいけない史実ですね。
カメラマンの家に放火し、半殺しの目に遭わせる。
大企業があんなことをするとは、信じられませんね?
私の感想を貼らせて頂きますね。
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/e5f2879a819d6bb12d8ef97bd288e7ad
観て良かったです。
ユージン・スミスという写真家を知らなかったので
今度図書館で探してきます。
ジョニー・デップはエキセントリックな面を持つ役どころを演じさせたら抜群ですね。
日本俳優の熱演に日本映画かと勘違いしそうでした。
雅子皇后の祖父というのはこの人?
としたら複雑だわ、なんて思いました。
地元民があんなに苦しんでいるのに…信じられませんでした。
とにかく観て良かったです。
キャスト皆さんから、この映画を真摯に作り上げたいという気迫を感じました。
水俣病のニュースは見てたはずなんですが、当時見たニュースより映画の方が胸が痛むのは映画の力でしょうか。。。
映画には、ただ情報を伝えるだけじゃなく「中身」があることでこちらに伝わってくるものが多いのでしょうね。
これからのジョニデにも期待したいです。