とのさま日記なるもの

思いのすべてを書きます

一番ちかい他人

2018-12-06 20:27:30 | 考える



夫婦

一番小さな他人の集まり

他人同士だから心がすれ違う時もある

親子でもすれ違うのだから仕方ない

でも

今は一番相談が出来て本音で話ができる他人でもある

喧嘩しても翌日には自然と仲直り

還暦を迎えた夫

これからも一緒に年月をともにしていこう


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不条理な世の中

2018-12-06 14:35:00 | 独り言
ある人が病に倒れた

私よりもずっと若い

優しくてがんばり屋で

みんなからいつも愛されていたし

兄弟姉妹のいない私は妹のように思っていた

亡くなった母

もし、健在だったら泣き崩れたであろう

知らなくてすんで良かったと思った

聞いたときに泣いた

なぜ?

あんなにいい子がなぜ?

世の中には嫌われもんで憎まれもんで他人の気持ちなんて全くお構いなしの酷い人もいる

なのになぜ?

不条理とはこういうことなんだろうか

亡くなった母に助けてって手を合わせた




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今日は経理を締める日☺️

2018-12-06 13:03:44 | 独り言
今日は税理士さんところの事務員さんがこられてパソコン会計を締める

科目ミスがないかチェックしてくれる

私の職場はほとんど現金が動かない

入ってくるお金は組合費くらいだ

自動振り込みだから集金に行くのは落ちなかったところだけ

支払いとかは銀行振込にするのね

パソコン会計にしていただいたからとても経理が楽になりました

その分費用も発生するので申し訳ないけど

なんせ一人やからね

ひとつでも楽になるとありがたいのです

勘定科目が多いので間違ったりしてね

これで合っていますよって言ってもらったらホッとします


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そこに家があるから ③

2018-12-06 08:41:55 | 小説
朝の9時を回っても電車は混んでいた。
幸恵は二月前から新しい職場に通いだしていた。パートで九時半から五時までの事務仕事だった。
結婚して五年。四十歳になる前に結婚した。子供はいなかった。
幸恵はこのパート先で3つめである。内気な性格でなかなか人とのコミュニケーションが取れなくて結局は自分から辞めていった。
娘時代からそうだった。
結婚が遅れたのも実家にこもっていた時期も多く異性と出会うチャンスはなかったのだ。
それでも二十代には見合いの話もちらほらあり、暫く相手とお付き合いをしていても最終的にはまとまらなかった。

今の夫とはちょっとした食事会で出会った。最後に勤めていたアルバイト先の上司が定年退職の送迎会で取引先の社員が一人呼ばれていてそれが夫であった。

夫もおとなしい性格なのか会話には軽く参加するだけで聞き役だった。
席が隣だったのもありビールをついだりして少し話をしたのが最初だった。

そのあと付き合うようになったのだ。三十四歳の幸恵には結婚と言う言葉が身近に感じられてきた。

しかし彼は結婚に関しては興味がないようで前に進むこともなかった。
女は出産の時期がある。
幸恵はそれに焦りもあったし、結婚により実家から出られると言う期待もあったのだ

やっと四十前に結婚の話が出て彼の両親にもあったのだ。
そこで初めて知ったのは彼には妻がいて離婚の話がついこの間成立したことであった。

幸恵は彼からは何にも聞かされていなかったことに怒りを感じた。
いくら数年間別居をしていたとは言え、その間不倫関係だった訳だ。
彼の両親は優しかった。話せなかったことを謝っていた。
そして幸恵と息子が早く結婚して孫の顔を見せてほしいと言った。
彼も幸恵には申し訳なかったと詫びた。

結果、幸恵は自分の両親にはその話はせずに結婚をした。
幸恵の結婚の事を気にしていた両親はとても喜んでくれた。

家族だけの小さな結婚式をした。

その後はマンションを借りて二人で生活をはじめた。

今年、45歳になる幸恵に子宝は恵まれなかった。
夫の両親はたまに不満そうな顔をした。
夫の前の妻も子供は恵まれなかったらしい。

正月のある日、夫の実家先で両親と夫がヒソヒソと話をしているのが聞こえた。ちょうど幸恵が台所で洗い物をしていたときだ。
隣の居間から聞こえよがしなのか姑の声はヒソヒソ声でもなかった。

「もっと若い人にすればよかったのに」

幸恵の心に刃物が突き刺された瞬間でもあった。
それからの幸恵は割りきることにした。
とにかく仕事をしよう。そして自分の趣味を探してみよう。前向きに生きていこう。すべては自分のためにのみ生きていこう。

パートの給料も今までは家計に全てを入れていたがそれはやめた。

仕事帰りには週に一度はエステに通ったし、洋服や鞄も買った。
食べるのに困ることはないのだ。

自分に投資していくと華やかさが出てきた。今では数人の職場での友人もできてランチを楽しんだりもしている。

もともと幸恵は色が白くてどんな色合いの服を着ても似合っているのだ。少し化粧をすることでまだ四十五歳の幸恵は美しいと思った。
実家の母には電話で愚痴をこぼすばかりだったが最近は電話することもなくなった。

確かに家があった。

でもただ帰るだけの場所である。

幸恵の人生は幸恵自身が選択していくのだ。

幸恵の肩には昨日に買ったばかりのブランドのショルダーバッグがかかっていた。




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