知人から頂いた大型スピーカーの一部。
ツイーター、ホーン型スコーカー、40センチ級ウーファーのセット。
ユニットで受け取った、旧いと言う事で使用するきにならなかった。
40センチ級ウーファーを入れる箱なんて部屋に入らない。
因みに40センチ級ウーファーはパワーアンプに繋げても動作しなかった。
多分ボイスコイルが固着しているのだろう。
このツイーターは片方のケーブルターミナルをいじっていたら外れてしまい、元に戻せなくなっていたのだ。
現在メインに使っているステレオスピーカーにプラスツイーターをしてみたいな、と思ったのでこれを活用する妙案が浮上した。
問題はケーブルターミナルだが、洗浄ついでにメンテナンスする事にした。
最初はどうしようか悩んでいたが、マグネット裏側の銘板を剥がしたらそこにボルトを発見。
3本ボルトを外すとマグネットが分離、これはネオジムだな凄い磁力を維持している。
リフレクターにボイスコイルが取り付けられている形だ。
ボイスコイルからやたらと細い銅線がターミナルへ半田溶接されていた。
良く見たら銅線が切れている。
半田で取り付けようとしたのだが、何と半田を拒否する。
仕方が無いので余っている細撚線を解体して一本にし、ボイスコイル銅線に追加した。
これで何とか半田溶接できた。
もう一つ、ターミナルが無事なツイーターもマグネットを取り外し、ボイスコイルを見ると、何とこちらの銅線も切れていた。
こちらは何とか追加せずターミナルに溶接する事ができた。
ツイーターなので音出し確認はできない。
さてターミナルはどうするかな。
エンクロージャー取り付け用ターミナルが流用できるかな?
メルカリでスピーカーターミナルを買った。
ターミナルは長い物と、短い物がある。
短い物を買った。
リフレクター基部に開いている穴は恐らく5ミリ。
通ると見た。
マグネット部への干渉だがこれは解らない。
取り付けてみないと何とも言えない。
クリアランスは何とかあると思うが。
新しいターミナルに交換するので高級感は増す。
リフレクター部分を綺麗にした。
長年放置されたので埃が根強く重なっていた。
綿棒に水を湿らせて色がグレーになるまで拭き取った。
塗装が荒いマット塗装なので、その隙間に入り込んでいた。
ターミナルが届いた。
エンクロージャーに取り付けるなではなく、ユニットに直に取り付ける。
さて取り付けられるクリアランスがあるのかどうか。
作業してみなければ解らない。
新たなターミナル取り付け作業開始。
先ずユニット側のターミナル穴を拡大する。
防水電源コネクターオスの端子を外す。
恐らくウィット3番のネジ穴を、M4タップで拡大する。
端子先の穴を3.5ミリドリルで拡大する。これはギリギリになった。
ターミナルに付属していたケーブル接続ブラケットを、付属の絶縁カラーに通して改造端子に向けて締めて行く。
方向を決めて増し締め。
ボイスコイルからの極細ケーブルにこれまた細線を追加。
これをケーブル接続ブラケットに半田付け。
改造電源端子の拡大した穴にターミナルのボルト部を通してナットで締める。
スピーカーターミナルが少しオフセットした感じになった。
これでもバナナ端子が使えるクリアランスは無い。
でも横の接続穴にケーブルを容易に通せる様になった。
オフセットさせたパーツに電源端子を選んだのは、100Vを受け入れられる許容があるからである。
スピーカー入力、特にツィーターなんかだと恐らく入力電流は20ワットも行かないだろう。
必要充分にして余裕を狙ったのだ。
同時にそれは堅牢性にも寄与する。
ぐにゃぐにゃではどうしようもない。
さて音は出るだろうか?