里に帰ったような・・・・

昨日２時ごろ電話がなった。

「Ｎです。元気かね～～」と男性の声。

はて・・・どこのＮさんかいな～～～と私の頭は？？？

思い出しました。

１１年前働いていた介護施設の所長さんです。

「あんたの所に奈良漬を届けようと年賀状の住所を尋ねて行ったけど見つからなかった」と・・・・

なんと隣の小野田市からバイクで探されたようです。

電話番号は昔の同僚に尋ねられたようで。。。。

「所長、お幾つになられました」と聞くと「８３才」と返ってきた。

すかさず・・・・「所長バイクでここまで来られたらダメですよ。私が行きます」

という事で今日午前中に伺った。

奥さんを２年前に亡くされて一人暮らし。

市役所福祉課の部長を定年されて言わば天下りで介護施設に来られ何年か一緒に仕事をさせてもらった。

私が後にも先にも「所長」と言える人物はこの人しかいない。

他に何人か一緒に仕事をしたが他の人は「サン」付け(笑）

部下を平等に可愛がる人だったが・・・・・私が一番なついていたのかもしれない

家が近所だったからかよく玄関に大根や竹の子が置いてあったりした。

１１年振りに会う所長は納屋で私に持たせる荷物を作っていた

新米に南瓜に茄子にゴーヤに大きなダンボールいっぱいに。

おまけに栗の炊き込みご飯まで炊き立てを頂いた。

夕食で主人が「これはウマい」と食べていたが・・・・・

まるで・・・反対だな～～～

本当なら老人男性の一人暮らしなんだから私がおかずでも届けなくては

いけないのに。。。。。

「お父さんがあんたの事心配しちょっちゃったいね・・・実家と思ってたまには

顔出しいね」

庭も家の中も本当にきれいに整理されていて完全に負けてる。

昔は一人暮らしの老人や介護の要る老人の為に働いてきた人だけどそんな手助けは

いらないみたいに元気だった。