果物は全て大好きだ。
特に柿は。
柿の思い出…
余り良い思い出では無いのだけど⤵︎
小学4年生の頃
私は何を考えどんな子供だったのだろうか?
ハッキリとは思い出せない。
ただ、その光景だけは今も鮮明に
心に残っている。
その頃父の母親が同居していて母と
余り折り合いが良く無かった。
因業ババアでしかも小姑が何人かいて
母親はそこに居場所はなかった様に思う。
私には6歳上に兄がいた。
間に2人の兄姉がいたが戦時中亡くなって
いる。
その兄を祖母が部屋に呼んだ。
私はこっそり見ていた。
小姑が持って来ただろう大きな富有柿を
兄に「内緒だからね」と渡した。
私は襖を開けて
「なんでお兄ちゃんだけ?」と聞くと
「アンタには両親が可愛がってくれる」
そんな事を言われた。
思いもしない言葉に
何かがわかった気がした。
ボンヤリ育って来た私が…
人の間の様々な思い、感情等など…
それが自我の目覚めなのかも知れない。
その後の事は全く覚えていない。
確かに2人の子供を亡くした後に産まれ
病弱で可愛がられた…
が兄と差を付けていた様子はない。
そんな事を思い出しながら
私は西条柿やヒラタネガキを1日4コ位
食べている。
「良い時代になったなぁ〜」と。

もうソロソロ終わりの夏の花。