みなみっ子だより５月号

新年度始まりました。

我が家の末っ子は家では一番下ですが、幼稚園では年中になり下の子ができました。
教室も一階から二階へ移り、それが嬉しいようです。
年少さんと手を繋いで登園したり、帰りは年少さんを教室までお迎えに行ったり、そんなお姉さんっぽいことが嬉しいようです。
何はともあれ、無事に新年度のスタートを切れて安心しています。

そんな末っ子。
甘えん坊で家では怪獣のような声で泣き、
「うるさい！」
と怒ることもまあ毎日ですが、これが結構私の気持ちの変化に敏感です。
そこはさすがに末っ子かと感心することもしばしば。

ある日、市バスに乗ったときのこと。
普段はあまり市バスを利用しないため、乗り間違えることも多々ある私。
この日も、乗るつもりだった市バスとは違うバスに乗ってしまいました。
といっても、目的地には行けるバスで、ただ思っていたのとは逆周りに乗ってしまったんですね。
それまで、逆周りに乗ったこともなければ、逆周りがどういう順路で走るのかも特に興味のなかった私。
いつもとは走る道が違うと気付いたときに、内心でとても焦りました。
目的地に着かないという決断を、どの時点で下すのか、ということです。
あそこで曲がれば目的地に行ける、と思う通りを、バスはことごとく無視して走っていきます。
顔にはそんな焦りを出さないように、子供との会話も普通にしていたつもりでしたが、どうやら隣に座っていた末っ子には私の微妙な緊張感が伝わったのか。
いつもなら所構わずわけの分からないわがままを言う末っ子が、
「へんがおするからみて」
とやおら言い始めました。
初めは急にまた妙なことを言い出したな、と思いましたが、後からよくよく考えてみれば、きっと私の内心の焦りに気付いて安心させようとしてくれたのかな、と思いました。

結局バスは無事遠回りをして目的地に着きましたが、何だかんだで私も子供に助けてもらってるなと思うのでした。

もうすぐGW。
予定はもう決まってますか？

５月のみなみっ子だより

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