南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

メーデー

2024-05-02 09:45:10 | 街便り
今日はメーデーで祭日。

この日は労働者の祭典でもあるのだけれどもともとイースターとならぶ春を祝う日でもあり、ストックホルム、ルンドやウプサラのような大学の町では学生や教職員が春の歌を合唱する伝統行事があって毎年テレビで生放送される。
これは昨日撮った写真。この正面が合唱の舞台になる

今日のニュース動画

こちらはVänster党の青年部(民青みたいなもの)のメーデーのポスター。パレスチナとウクライナの旗とひまわりの花(ウクライナの国花)


四月の食費!*印はオーガニック認証製品。
*卵 27
豚肉 116
鶏肉 90
カニカマ 20
*豆腐22
*牛乳 33
*チーズ 90
トマト 25
パプリカ 9
ルッコラ 21 
きのこ30
わけぎ 18
さつまいも 11
バナナ 8
紫キャベツ 7
キャベツ 5
*レモン 16
人参 4
たまねぎ 2
マンゴールド(フダンソウ)12
*ミント 9
ガランカル 35
レモングラス 15
*白菜 38
コリアンダー 13
*ローズマリー 20
タマリンド 30
ごま油 85
オリーブ油 50
*ココナッツミルク20
*オートミール 34
米 60
塩 28
コーヒー豆 79
ザワークラウト 18
イースト3
オリーブアーモンド詰め 10 (賞味期限切れ近し)
おやつ 61
ソーセージ 5
ケーキ 19
しめて1198kr

今月もだいたい同じような支出だったが、円にすると高く見える(1万7千円?高い!)
月の初めに肉とチーズにお金を使ってしまったので後半は餃子やピザなど粉ものやザワークラウトかさ増し作戦でしのぐ。

左はフダンソウ(英語でスイスチャード。おひたし、グラタン、パイなどいろいろな料理が作れてありがたい。) オーガニックのレモンは塩レモンにする。


理由はわからないが、デンマーク語がかかれた賞味期限切れのオーガニック野菜や果物がマルメでよく売られている。


「ピザや餃子を作っているのに小麦粉を全然買ってないじゃん」と言われるかもしれないが、実は三年前のロシアによるウクライナ侵攻の’時にモトツレが「備蓄だ!」と言うので小麦粉と菜種油をどっさり買った(結局小麦粉が店頭から消えた時間は一日か二日しかなかったのだけれど、その後値上がりしたので買いだめして良かった)のだが、それが何と今月まで残っていたのだ。賞味期限は切れていたので使い切れてほっとした。

外食はホームセンターのカフェでソーセージとケーキを食べたのみ。
以前はカフェに入ってまったりコーヒーを飲むのが大好きだったけれど、不思議とあっさりとやめることができた😌 

そうしてみると、牛乳と卵とオートミールをオーガニックものにしても全然家計を圧迫することはない。これならもっとオーガニック率を高めてもやっていけそうじゃない?…ちょっと拍子抜けする。

洗剤類も量り売りの店で環境負荷のないものを買っていて、これも割高だけれど、女一人でたいして洗濯掃除に洗剤を使うこともないのでこれも大した負担にはならない。


ほらっ だから金持ちじゃなくたって環境を大切にした消費活動はできるんですよ!(ある程度は)

5月もがんばります~


ロティジャラ!

2024-04-21 16:27:41 | 街便り
今年はイースターが終わってちょっとしたらイスラム教のラマダンが明けて、私の町ではお祭りモードが続いている。

私もいちおうイスラム圏(マレーシア)に三年住んでいたことがあるので、長い断食が明けた時の人々の晴れやかな表情には見覚えがある。世界中同じだなあ~

断食明けの日(当日になるまではっきりわからないところがドラマチック)にお祈りに向かう人々


マレーシアにいた時はラマダンが明けると同僚が招待してくれて美味しいごちそうをいただいた。このお祝いに必ず出てくるものとしてココナツミルクで味付けした米を椰子の葉に包んで蒸した粽のようなものがあって、これをカレーにつけて食べるのが美味しかった。

それからちまきのほかにカレーをつけて食べる網目のようなクレープがあり、見た目もきれいだしほんのりココナツミルクの味がして口触りもちょっと普通のクレープと違っておいしかった。

このクレープは「ロティジャラ」と言い、これを作るための穴の開いた「ロティジャラカップ」をスーパーなどで手に入る。そのカップにパンケーキの種を流し込んでフライパンの上から網目模様を作る。

実は私もクアラルンプールのスーパーでロティジャラカップを買ってきて、網クレープを焼こうと思ったのだけれど案外これが難しかった。種が濃すぎると穴からすんなり落ちてくれないし、薄いとフライパンに落ちたタネがうまく固まってくれない。

で、数年前に日本に帰った時に日本の百均でお好み焼きのソースやマヨネーズを細くしぼりだせる3穴のソース入れを買ってみた。これで焼いたらこのほうがはるかにうまくいった。日本のテクノロジーはすごい😄 

右がロティジャラカップ


私もハリラヤ(ラマダン明け)を祝って、うわさによると松屋で人気メニューになったというルンダンもどきをつくり、網クレープを焼いて添えることにする。

マルメにはマレーシア人は少ないがルンダンの材料はだいたいタイ・ベトナム食材店で手に入る。写真はレモングラスとガランカルとこぶみかんの葉


こうやってぐるぐるタネを落として焼く。ちょっとココナツミルクとターメリックが入っている。砂糖は入れないがココナツミルクのせいでちょっと甘い。

完成。美味!


ちょっと動画も撮ったのだけれど、そうだった。gooblogは動画はアップできないんだった…😒 




三月の食費 ザワークラウトでかさ増し

2024-04-02 09:41:38 | 街便り
さて三月の食費は…

単位はスウェーデンクローナ 1クローナは14円ちょっと
*印はスウェーデンかEUのオーガニック認証つき

*卵1ダース 46
*鶏むね 45(賞味期限切れ近し)
チョリソ 40
ソーセージ 22
ハム(端っこ切り落とし含む) 65

*生クリーム 20
サワークリーム 10
*牛乳 20(賞味期限切れ近含む)
モッツアレラチーズ 19
*セミハードチーズ 60
*サワーミルク(賞味期限切れ近し)10

*レモン 22
レモン     10
*オレンジ 35
ダイダイ 16
ポロネギ 7
セロリ 13
きのこ 21
さつまいも 23
フェンネル 10
コールラビ 15
*バジリコ(鉢入り)16
ほうれんそう 10
大根、キャベツ、人参、バナナ 34
カリフラワー 35
パプリカ 15
イタリアンパセリ 11

*パスタ 14
*オートミール 15

ワインビネガー 30
*コーヒー豆 70(フェアトレード)
*豆腐 17
*ザワークラウト 22
*米 47
*豆乳 21
生イースト 4
カフェ 19
おやつ 107

だいたい1200クローナ(16800円ぐらい)…

オーガニックのチーズ(ナッツっぽいPrästチーズ)はとても美味しかった!

今月は賞味期限切れ商品はあまりなかった。



無駄に買ってしまったものはないつもりだが1200も使ってしまった…やっぱりお菓子が多いよなあ。高いケーキとかを買っているのではなくて、10クローナぐらいのものをちょろちょろと…これをやめれば節約できるのに~😖  

今月購入した生肉が少ないのは、先月末に買った豚肉で作った肉まんと餃子があったからだ。たたいた肉と一緒にあんにしたのは、ザワークラウト!

左手前のものがザワークラウト。




オーガニックのザワークラウトはちょっと珍しいと思って買って、まったく適当に作ってみたのだけれど、両方とも美味しくできたし、何と言ってもザワークラウトがかさ増し要員としてとても役に立つことがわかった。これは定番入りしそう。



残りはポーランドのザワークラウトとソーセージの煮込み「ビゴス」にする。発酵の鍋といえばキムチチゲだけれど、これも同じくらい美味しい。(写真撮るのを忘れました)





イースター

2024-04-02 08:44:53 | 街便り
イースター4連休!

この国では正式な祭日は金曜日と日曜(復活祭当日)、月曜なのだけれど祭日ではないはずの木曜日(聖木曜日 )も午後になると国中でお休みモードになるので実質五連休に近い。(日本では「半ドン」が実質存在しなくなり言葉も死語になったと聞いたが、スウェーデン在住の日本人の間ではまだ生きている)

イースターと言えば、とりあえず水仙。

それから、樺の枝に色とりどりの羽をつけたお飾り。庭の木に羽や卵をかたどった飾りを吊るす家もある。

チョコをつめたイースターエッグ。この日にスウェーデン人はおそろしくたくさんチョコレートやグミを食べる。


この日に食べるものと言えば…肉団子、ミニソーセージ、にしんの酢漬け、グラブラックスなど(ラムをどーんと焼くお宅もある)だけれど、「うーんそれはクリスマスでも夏至祭でも食べるんだから、とりあえず卵だけ食べておくか~」




マルメロ

2024-03-30 09:15:53 | 街便り
前々回に写真をのせた衝動買いしたマルメロ

移民スーパーで衝動買いしてしまったのは、ただよってきたいい香りのせい。
切った断面はリンゴや梨のように見えるが、果肉はおそろしくコンパクトで生では食べられない。

スウェーデンでは主にジャムにしたりコンポートを煮たりするのだけれど、私は時々近所のピザ屋さんが教えてくれた煮込みを作り、おかずとして食べている。

長い時間煮てもマルメロはあまり煮崩れず、しまったリンゴのような食感とさわやかな香りが特徴。全体的に赤っぽくなってしまったけれど、スプーンにのっている手前の方のがマルメロ。

ピザ屋さんはイラン人なので教わったレシピは牛肉だったのだが、豚肉にもよく合う。ギリシャのsalahiさんのブログにも豚肉をちょっとバターと砂糖で炒めてからマルメロと煮るレシピがあって、これもとても美味しい。

ちょっとだけコンポートも作ったのだけれど写真を撮る前に完食…