南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

今年の猫一家

2024-10-27 07:28:58 | イナカ便り
あっという間に二か月がたってしまった…

とても悲しいことが起きてブログを書く気になれなかったこともその理由のひとつではあるけれど、それは比較的最近のできごとで、それ以前は単にサボっていた部分が大きい。

南スウェーデンも残暑が少し続いたのだが、それも終わって一度霜がおりてしまい、日本から戻ってから7月にまきなおして育っていたズッキーニやかぼちゃ類がやられてしまった。ズッキーニは五本食べられたけれどかぼちゃはまだ花が付き始めたころだったので間に合わなかった。結局食べることができたのはじゃがいもとねぎ(万能ねぎのようなものと西洋アサツキ)と水菜と小かぶだけだった。

そういうわけで畑はぱっとしなかったけれど、今年もまた二軒隣の家の猫がやってきて子猫を出産!かわいい四匹の子猫が生まれた。
最初は納屋の中にいたが、二週間ぐらいしたら外に出てきて、もっぱら私のいるトレイラーの下で走り回るようになった。

DNA鑑定をしたわけではないから定かではないけれど、去年から母猫のところに足しげく通ってくる太った雄猫が父ちゃんなのだろう。写真は去年狐のわなにかかった時のもの。

この母猫がうちで出産するようになってから四年になるけれど、こんなに白い子が生まれたのは初めてだ。


はねまわったり追いかけっこをしたり、ものすごいエネルギーで駆け回る子猫たちを飽かずに眺めているうちに夏が終わり、夏限定の「スコーネサマーカード」(夏限定の南西スウェーデン全域乗り放題切符」(二か月有効で595クローナ)が切れてしまった。

それまではその乗り放題切符で行き来していたのだが、町のアパートからイナカまでバスを乗り継いで来ると片道で117クローネ(1670円ぐらい)かかるようになり、私の経済をじわじわと圧迫するようになった。考えてみると去年まで彼女(母猫)は五月にやってきて子供を産んで8月には子猫を連れて「実家」に戻っていたのだが、今年はどういうわけか八月出産になったためにいろいろずれこんでしまったのだ。

私やモトツレが彼らをほっぽらかして町に帰ることはちょっとできなかった。去年うちにも母猫が普段いる農家にも狐が来て子猫たちをさらっていってしまったので、私たちは交替でイナカのトレイラーに泊って夜には柵を閉めて狐対策をしていたのだ。

…が、子猫たちはどんどん大きくなり、「もう狐が来ても大丈夫だろう」と判断したモトツレが母猫の実家に子猫を届けに行った。


翌日見に行ったら母猫と、なぜか父猫もいっしょにその家にいたそうだ。

とにかく今年は四匹みんな無事に大きくなってくれてよかった💛


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