クリスマスツリー設置中
またこの季節
原則として第一アドベントの週まではクリスマスツリーに明かりは灯さない。
今年の第一アドベントは12月4日。もうすぐだ…
例の放置自転車ジャングルにはまだ花がついていた。
…ところが、突然気温が下がり始めて朝も氷点下になり、ちょっと驚く。「北欧なんだからあたりまえだろ」と思われるかもしれないが、南スウェーデンではここ数年暖冬が続いており、気が付いたらダウンジャケットを着る間もなく春になるような気候だった。
窓が凍りついたと思ったら
翌朝は雪がしっかり積もっていた。
雪が積もるとあたりがぐっと明るくなる。「暖をとる」みたいな感じで雪に光をもらっているような感じ。
クリスマスのお飾りが灯る一足先に暗かった街が明るくなった。
はー、これで日照時間のやたらと短い季節をやりすごすことができた。
いっぽう放置自転車は…
いつも数日で終わってしまう紅葉
たいてい二、三日で風に吹き飛ばされてしまう。
下の写真は雑草がからみついてジャングル化しつつある放置自転車。花が咲いている。
新居のアパートの近く。落ち葉をさくさく踏みながら歩くのが楽しい。
アパート引っ越しの準備は完了しつつあるが、それを阻む要因が二つあった。
まず、アパートのエレベーターが壊れていること。(今修理中。いったい何日かかるのかわからない。)
動かないエレベーター。かなりの年代物で、動いていた時も乗るのがこわかった。
このアパートはお年寄りもたくさん住んでいる。9階に住んでいる人はさぞかし大変だろうと思ったら、「買い物などお使いのボランティアをする気がある人はここに名前を書いてください。」という張り紙がされ、あっという間にそのリストが埋まっていた。スウェーデンは近所付き合いが薄いような印象があったけれどこういうことには気軽に応じるのか!とちょっと感動。
もう一つの問題は地下の物置を誰かに占拠されたこと。改修に使ったペンキの残りや床材その他を片付けようと思って持って行ったら、なぜか物置には見覚えのない南京錠がかかっていた。隙間からのぞくと段ボール箱がいくつか積まれている。引き渡しの際にもとの持ち主が物置を空にしており、私がすぐに自分で南京錠をかけるべきだったのだがカラなんだからいいだろうと放っておいたのが間違いだった。「鍵をあけて荷物をどけてください。」と張り紙をするも反応がなく、アパートの管理組合にメールして物置をあけてもらった。地下の物置の物を盗まれたという話はわりと聞くけれど物置じたいを取られるということもあることを学んだ。
三週間ほど前のこと。
散歩をしようと家を出て十歩ほど歩いたところで聞き覚えのあるあの声が空から降って来た。
鶴だ!
スウェーデンの気温が下がり始める秋になると、鶴たちは南欧やアフリカに渡って行く。
隊列を組んだ鶴が空高く飛んでいくのを見ると、「ああ~これから冬が来るんだなあ」とため息をつきつつ暗くて寒い冬が迫ってくることを悟る…というのが毎年の行事となっている。
家の中にいると声が聞こえないのだけれど今日はたまたま外にいたから声も聞けたし姿もおがめた。
携帯で動画もとり、それをこのブログにのせようと思ったら…
あらっ Gooブログって投稿に動画を直接アップロードすることができないの??
自分でどこかに動画をアップしてそのリンクを張ることしかできないもよう…そうだったんだ…
うーん、ショートビデオとかリールとかいろいろありすぎてどれを使っていいのかわからないなあ、と言っているうちに三週間たってしまった。
そんなことをしている間にサッカー観戦のためにベルギーを訪れていたスウェーデン人が「イスラム過激派」に殺害されるというおそろしい事件がおこり(スウェーデン人が狙われた原因はもちろんスウェーデン政府と国民がコーラン燃やしのパフォーマンスを黙認していること。)
…そして、パレスチナで戦争も始まってしまった。
先週の日曜日、買い物に行ったら広場にパレスチナの国旗がびっしりとはためいていて、集会が行われていた。「イスラエルによる報復攻撃を非難するデモだろう」とったのだが、シュプレヒコールでは"Stoppa kriget"(戦争をやめろ)と「パレスチナに栄光あれ」が繰り返されていて、反イスラエル発言は言わないようにという配慮が感じられた。
一週間後の今日もたぶん集会が開かれていただろうと思うが、どんな集会になっただろう。
下の写真は10月22日のもの。スウェーデンに住んでいるパレスティナ生まれの人は8400人。イスラエル生まれの人は2000人程度と言われているが、数世紀前から住んでいるユダヤ人を含めると二万人ぐらいになるとのこと。