南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

2023-10-30 09:48:03 | 街便り

三週間ほど前のこと。

散歩をしようと家を出て十歩ほど歩いたところで聞き覚えのあるあの声が空から降って来た。

鶴だ!

 

スウェーデンの気温が下がり始める秋になると、鶴たちは南欧やアフリカに渡って行く。

隊列を組んだ鶴が空高く飛んでいくのを見ると、「ああ~これから冬が来るんだなあ」とため息をつきつつ暗くて寒い冬が迫ってくることを悟る…というのが毎年の行事となっている。

家の中にいると声が聞こえないのだけれど今日はたまたま外にいたから声も聞けたし姿もおがめた。

携帯で動画もとり、それをこのブログにのせようと思ったら…

 

あらっ Gooブログって投稿に動画を直接アップロードすることができないの??

 

自分でどこかに動画をアップしてそのリンクを張ることしかできないもよう…そうだったんだ…

うーん、ショートビデオとかリールとかいろいろありすぎてどれを使っていいのかわからないなあ、と言っているうちに三週間たってしまった。

 

そんなことをしている間にサッカー観戦のためにベルギーを訪れていたスウェーデン人が「イスラム過激派」に殺害されるというおそろしい事件がおこり(スウェーデン人が狙われた原因はもちろんスウェーデン政府と国民がコーラン燃やしのパフォーマンスを黙認していること。)

…そして、パレスチナで戦争も始まってしまった。

先週の日曜日、買い物に行ったら広場にパレスチナの国旗がびっしりとはためいていて、集会が行われていた。「イスラエルによる報復攻撃を非難するデモだろう」とったのだが、シュプレヒコールでは"Stoppa kriget"(戦争をやめろ)と「パレスチナに栄光あれ」が繰り返されていて、反イスラエル発言は言わないようにという配慮が感じられた。

一週間後の今日もたぶん集会が開かれていただろうと思うが、どんな集会になっただろう。

下の写真は10月22日のもの。スウェーデンに住んでいるパレスティナ生まれの人は8400人。イスラエル生まれの人は2000人程度と言われているが、数世紀前から住んでいるユダヤ人を含めると二万人ぐらいになるとのこと。


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