お松のルーテル日記

キリスト教会(プロテスタント)での学びや聖歌隊での活動、
趣味の小説執筆や読書、サイクリングなどに関する日記

善い賛美の姿勢

2012年12月28日 | キリスト教会
大学院生の科学者であるT君と僕とのデュオの名前が半ば決まりました~♪
・・・と、その前にこの聖歌隊内ユニットのコンセプトを申しますと・・・
基本的にはT君のギターとヴォーカルが木でいう「幹」の部分になります。
その幹に様々な「枝」や「葉っぱ」を付加して多種多彩なユニットを造り、披露する・・・というもの。

我が聖歌隊には唄えるだけでなくトランペットを噴けるS子さんという女性がいます。
ですが普段の聖歌隊でのレパートリーでS子さんのトランペットが入る余地がありませんし、
また、彼女は優秀なヴォーカリストでもあるので聖歌隊全員が唄うレパートリーに参加しないと全体のハーモニーが大きく崩れるのです。
そこでT君と二人でテンポラリーなユニットを組み、トランペットを披露する訳です。
こうすると単なるデュオの魅力だけでなく「ギターとトランペット」というふたつの楽器のアンサンブルが楽しめるんですよね。
このようにすればT君と他の聖歌隊内のメンバーとの組み合わせの数だけ違った趣向が味わえます。

加えて、T君としては聖歌隊の正規隊員以外の人々とも臨時ユニットを造っていきたいとの事なのです。
この発想に僕はとても感心した次第です。
教会内には聖歌隊の活動には都合で参加できないものの歌唱が抜群にうまい人や楽器を弾ける人が少なからずいらっしゃるのです。
彼等は普段その技量を発揮する機会がなく、まさに宝の持ち腐れ状態でした。
それがユニット形式ならば解消できるわけですね~!

いやぁ~、T君って本当に優しいんだな・・・って、そのアイデアを聞いて僕は再認識しましたよ。
T君としては主を賛美したくても機会を与えられない彼等のことを普段から気にかけていたのが解るからです。

僕はそういう清心がとても好きなので、今後はT君の活動を全面的にバックアップしていこうと決めました。

それにT君自身のヴォーカルも最近は富みに進歩著しいしギターもうまいので、彼のソロを聴いてみたい思いもありました。
そう、それにテクニカルな面よりも「神へ自身のパフォーマンスで賛美を捧げる」精神を重んじる・・・というT君の姿勢は僕と通底するところが多いんです。

あ、そうそう、肝心の僕と組む場合(T君+誰か、に関わらずこの名称にするのかな?)のユニット名)ですが、ほぼ

2デナリアス

トゥー・デナリアスと読みます。

これに決まりそうです。

この名前は新約聖書ルカによる福音書10章にある『善いサマリア人』の喩え話に由来します。
有名な説話なので内容は割愛しますが、
病に倒れた見知らぬ旅人を純粋な憐れみの心のみで介抱し、
自分の用事を済ませるために宿屋の主人に「この人の介抱をお願いします。帰りにまた寄りますので・・」とそのサマリア人が宿屋に渡したのが2枚のデナリアス(表記は「デナリオン」)銀貨でした。

この説話は我が稔台教会の牧師であられる内藤先生が普段から高い価値評価を認めている教え・・・というゆえんがあります。
T君と僕は内藤先生のお人柄、姿勢に感動・賛同してこの教会に入った者ですから、それを含んだ名前にしたかったのです。
そして2枚の銀貨・・・
二人のユニットというコンセプトにも合致します。
何よりデナリアス、またはデナリオンという単語の響きが気に入りました。
元は古代ローマ帝国で流通していた貨幣の一単位名ですが、今は使われていないので格好悪くは無いだろう・・・と(苦笑)

最後に迷うのが「2デナリアス」と「2デナリオン」のどちらにするか・・・?です。
T君は「2デナリアス」の方を気に入ってくれた雰囲気ですが、さて最終的にはどうなりますか、僕にも解りません。

う~ん・・・

やはり響きはデナリアス・・・の方が高貴な感じがします。
デナリオンはエヴァンゲリオンめいてる感じがしないでもない(笑)

どちらにせよ、楽しみっす!
アーメン