久留米藩主歴代の菩提寺である梅林寺。
その外苑では、約30品種500本の梅が見頃を迎えている。
苑内には甘い香りが漂う。
その匂いにつられ・・・
沢山のメジロが枝から枝へ、ちょこまかと飛び交っている。
蜜を吸うのに余念がない、ウメジロー。
メジロをパシャパシャしていると、いつの間にか、家内がいなくなっている。
「あれ、どこ行った?」
その時スマホが、プルルルー。
「おっちゃん、エナガおるよ。早くこっち来てんね。」
「こっちって・・・お前、どこに行ったとか!」
ヤツがいると言う場所に行ってみると、
高い梢の上で、数羽のエナガが、せわしなく動いていた。
「高っかなあ。アングル的にお腹しか撮れんな。」
「さっきまで、すぐ近くにいたとよ。」
仕方なく、ファインダーを覗き込み、フォーカスを合わせていると、
何と、すぐ目の前の幹に、降りてきてくれた。
「おひょー」
エナガ、大サービスである。
パシャ
「か、可愛かぁー。」(家内)
その点については、激しく同意する。
梅林寺に梅を見に来たなら、茶店で茶と甘いものをいただく。
それが恒例である。
「ぜんざい、お待たせしました。」
お餅と一緒に。
美味しゅうございました。
ぜんざいを食べ終えたら、花見の再開だ。
外苑上段へ。
滔々と流れる筑後川。
その背後にたたなずく、九千部山と背振山系。
「あ!ほら、あそこ・・・」
「何?」
コゲラか!
普通は、見上げる位置にいるコゲラだが、今いるのは、石垣の下に生えている木。
お陰でほぼ平行か、少し見下ろす絶好の位置関係だ。
コココン
キツツキが、枝をつついているのを、間近で見るのは初めて。
レアポジションの賜である。
シジュウカラ
巣作りの為?なのか、小さな枯れ枝を加えて飛び去った。
ジョウビタキ
河原にはヒドリガモの一群も。
ん?
梅を撮りに来た筈が、鳥ばかり撮ってたような・・・