野鳥観察の記事ばかり続く。
まことに恐縮である。
3月3日のひな祭りの節句。
私達は阿蘇根子岳の山懐にいる。
南阿蘇ビジターセンターのSNSに、ヒレンジャク飛来のニュースを見たからだ。
キョロキョロ梢を見上げていると、ビジターセンターの女性職員がやって来た。
「ヒレンジャク、どこかいませんかねえ・・・。あ、いました!ほら、あそこ。」
「え、どこどこ?」
あ、ほんとだ!
「ヒレンジャクを見たの、初めて。」(私)
「ほんとですか。良かった。」(職員)
群れはどんどん増えて、30羽近くになった。
ワーイ(ノ^^)ノ
幹や枝に隠れることもなく、実に堂々としたものである。
お陰で、撮りやすいのなんの。
たまたま、このヒレンジャクを連写で撮っていたら、
あ、やりやがった!
図らずも、違う思惑の連写になってしまった。
主食であるヤドリギの未消化の実まで見えるぜ。
ヤドリギの実は粘性が強く、ヒレンジャクの排泄により、別の枝に接着。
次の世代へとつなげていくのが、ヤドリギの戦略らしい。
まだやってるよ。
イエーイ!
髪型、格好いいぜ!
直下の沼地では、水浴びが始まった。
気づけば、沢山のバードウオッチャーが集まっていた。
しばらくすると、ヒレンジャクの一団は、別の場所に去って行ってしまった。
常連さんによると、恐らく、隣接するキャンプ場だろうとの事。
私達は野草園を一廻りして、昼食後に、そちらに行くことにする。
ミヤマホオジロ
もっと寄りたいところだが、野草園には、至る所に電柵の結界があり、どうにも近づけない。
お前が寄ってきてくれると、助かるけどな。
『やだね!』(ミヤマホオジロ氏)
今日の予定は、野草園とその周辺の梢を見上げて歩く。
それだけである。
そうとなれば腰を据えて昼飯だ。
日当たりのいいベンチに座り、大津の農機具メーカーが作る玄米パンを頬張る。
モグモグ
続く