キャンピングカーを所有している。
と言って、驚くにはあたらない。
なぜなら、私が経営していた会社というのが、キャンピングカーを生業とする会社だったからである。
当然会社としても、自社開発のキャンピングカーをデモカーとして所有していた。
そのデモカーを退社の際に会社から購入していたと言うだけである。
ただし、価格は自分で決めた。
いわば、最後の社長の権力行使と言う究極のズルイ手を使った。
キャンピングカー業界の事を少し書く。
キャンピングカーもマスコットネームをつけ、カタログも作る。
客からオーダーを受けて一台一台作る、なんてのは一昔どころか二昔、三昔前の話である。
基本的には、出来合いの車を買って貰うと言うのが大半だ。
全国に大小100社以上のビルダーと販売店、あるいはそのどちらもやっていると言う会社があり、軽キャンパーから輸入車まで多種多様なRV車、所謂キャンピングカーが販売されている。
とまあ、大まかにいうとそんな業界である。
さて、私がじかに開発を手掛けたこの車の名は、スワローと言う。
軽やかに日本の四季を飛び回るというイメージである。
キャンピングカーのカテゴリーとしてはキャブコンと呼ばれるもので、簡単に言うとトラックの荷台に部屋を乗せ、運転席とくっつけたものだ。
ベースとなる車はトヨタのカムロードと言う車で、キャブコン専用シャーシの2WD/ATだ。
装備などは追々と紹介することもあろうが、ちょっとだけ紹介すると、家庭用エアコン、ソーラーチャージャー、発電機、冷蔵庫、電子レンジ、トイレ、もちろんベッドなど一通りは揃っている。
具体的な購入金額を公表すると暴動が起こるかもしれないので、差し控える。
走行距離は数千kmしか走っていなく、ほぼフル装備だが、なんせ、会社所有として2期経過した償却資産である。
当然、帳簿に残っている簿価は・・・・
いやいや、うっかり口を滑らせそうだ。
もうやめる。
とにかく、どっかの元知事並みのズルイ手を行使し・・・
あ、でも、
新社長も了解済みなわけで、それに法的には何ら問題ないわけで、なんなら第三者の厳しい目で精査してもらっても構わないわけで。
舌打ちが聞こえてきそうだ。
本当にやめる。
夏の暑い時期は控えていたが、オートキャンプ自体は秋から冬にかけてがハイシーズンである。
それに、長旅できるかどうかは微妙だが、車旅も計画中だ。
【車旅とかキャンプとか】というカテゴリーを追加した。
そのうち、
少ーーしぐらいは、今までと目先が変わった記事も増える・・・・かな。